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白宝高校2年、座右の銘はのらりくらり生きる。
スポーツ…出来ないわけじゃない、でもしたくない。
勉強…出来ないわけじゃない、でもするのが面倒くさい。
友達…そこそこ仲のいい人が数人。
全くもってつまらない私のプロフィール。
私自身を色で表すなら、そうだな、灰色、かもしれない。
｢俺、御影玲王よろしく！｣
｢…はい｣
全てがつまらない人間なのに、白のように誰か色に染まるということはなく
明るい色、という訳でもなく
ただ、何を混ぜてもくすんだ色になりそうだから、灰色。
御影さん家の玲王坊ちゃんが折角私に話しかけてくれてたというのに
女子だったら、わぁー！御影くんが話しかけてくれた！！！！！って大喜びするべきなのだろうけど
生憎、目立ちたくないのですよ。
｢よそよそしくね？同じクラスで隣の席、仲良くしよーぜ？｣
｢程々に、お願いします｣
玲王坊ちゃんと言えば、容姿端麗でいらして
身長も高くて、なんでも出来るらしいじゃないですかえぇ。
なんでも出来るって、どんだけ努力したんだよ、と感心しつつ一種尊敬の念を抱いているのだけど
しかし、顔のいい男というのは女の子からの人気がえげつないのだ。
学年の、学校の有名人なだけあって去年のバレンタイン
彼の後ろに長蛇の列ができてて1人づつ貰ってるし
社交辞令だと分かっていても、仲良くはしたくないのに
そんな私の解答が気に入ったのか
玲王坊ちゃんはというと
｢な、教科書見せてくんね？｣
と机をくっつけたり
｢落書きすんのな、お前｣
と言って私の唯一の楽しみ落書きを発見してなにか付け足してくる。
なので最近言われすぎてウンザリしてることを教えますね。
｢Aさんと御影くんはどのような関係で！！？｣
はっきり言えば、隣の席かと。
それ以上でもそれ以下でもありません。
｢ってことがあるんだけど、どう思う？誠士郎｣
｢めんどくさーい…｣
幼なじみに相談しているのに私の膝でゲームをすすめてる
誠士郎にイライラしてしまう。
この男も顔面が凄くいい。けど、坊ちゃんと比べるとモテないのかなんなのか
この男が女の子に話しかけられてるところを見た事がない。
｢…いーじゃん、Aには俺がいるんだし｣
｢今の質問の答えになってない｣
｢だからー｣
そう言って190cmもある巨体を起き上げると
眠たそうな目をこちらに向けて
起き上がるだけで力尽きたのか、私の肩に顔を埋めた。
｢私は誠士郎以外に興味無いですって言えばいいじゃん｣
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もむ(プロフ) - 咲夜（さくや）さん» 大分お返事遅くなり申し訳ございません……！咲夜さん、読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (11月10日 20時) (
レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
咲夜（さくや）(プロフ) - 続き楽しみにしています。 (10月29日 18時) (レス) id: f2b60f62ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年10月11日 21時
