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｢灰谷……さん｣
蘭さんとココさんが帰ってしまうと、静かな空間に2人きりになった。
次に行くの早すぎるとか
乗り換えが早いだとか
軽い女だとか
分かってる。
分かってるけど、どうしようもなく、この人に惹かれてしまったのだから
そんな気持ちに嘘が付けないのだから
誰も私を許さなくていいから
当たって砕けるだけ、させて欲しい。
嫌なの、灰谷さんがほかの女の子に優しくしてるのを考えるだけで
嫌なの、灰谷さんが、ほかの女の子に触られるのを考えるだけで
こんなに醜い嫉妬心が、私の心を支配してしまうのだから。
｢あ、の！｣
｢あの、さ｣
ベタベタに話すタイミングがこんな時に合うなんて
それだけで、幸せだと、嬉しいと感じさせてくれるのは
この人が、灰谷さんが初めてだ。
｢A先言えよ｣
｢あ、で、も、私も灰谷さんの、聞きたい、です｣
｢あぁ？……ﾁｯ｣
舌打ちしても、面倒くさそうな声を出しても
優しくふわっと笑って私を撫でるから
ちっとも、少しも、怖くないです、灰谷さん。
何を言われるのかは怖いけど。
｢……あー……ｸｿ。ちょい待て｣
気合を入れるみたいに前髪を上げて、後ろに縛ると
私の方をグッと、見つめる。
どんな髪型も貴方に似合ってしまうなんて、罪だ、貴方は。
｢あー、まじ……ｸｿ……男だろ、俺。ダセェ｣
1回下を向いてもう1回私を見ると
灰谷さんは、私の頬を撫でて
髪を撫でて、大切なもののように触る。
｢ｸｿ、A｣
｢は、はい……！｣
ここで告白されたら、どんなにいいだろうか。
正直、灰谷さんの気持ちがわからないから、期待して落とされてしんどくなったらと考えると
いいことを考えるのが怖い
｢……俺、なんつーの。一般的に見たら怖ぇ部類の、人間。普通じゃねぇ｣
｢は、はい…｣
｢キレたら手ぇつけらんねぇし、まぁ、若い時捕まったこと、あるし｣
でも、灰谷さんが、ゆっくり、私に話ずらかったであろうことを話してくれてるから
私はそれを静かに聞く。
あまりにも有名だから、どんな人かこっそり調べたこともあった。
今聞いたことも知ってた
知ってて
知ってても私は、彼から逃げなかった。
｢竜胆……くん｣
｢……馬鹿、煽んな｣
あぁ、バカ私。
口が止まらない。
貴方が私から離れてしまうのを考えたら私は
｢……好き｣
｢は？｣
伝えられずにはいられなかった。
話遮ってんじゃねぇって怒ってもいい
｢っ……馬鹿、だな、お前…｣
でも、竜胆くんは怒るどころか
私に優しくキスして答えてくれた。
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!? - あぁ!三人共好きなんですけどおお!! どうしよ よだれが止まらん…… (4月22日 17時) (
レス) @page50 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - YUMiさん» YUMiさん！！コメントありがとうございます！！3人から愛されて欲しいです！！！！うふふ！嬉しいコメントで私もヨダレダラダラです！笑笑これからもよろしくお願いします！！ (2023年3月18日 19時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
YUMi(プロフ) - コメント失礼します!!何ですか、これもう3人に愛されちゃうんですか??ヨダレが止まらないです笑。とても楽しく読ませて頂いてます!! (2023年3月18日 18時) (レス) @page32 id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - みいさん» わぁー！！みいさん！！！こちらも読んでいただけてるなんて！！！！(´；ω；｀)ありがとうございます！！！！みいさんも最高です！！これからもよろしくお願いします！！ (2023年3月6日 12時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
みい - さすがもむさん最高です！！！！！！！ (2023年3月6日 9時) (レス) @page3 id: 13de0dd53a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年3月4日 0時
