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｢おい、ココ｣
｢なんすか？りんどーさん｣
私の作った私の分のオムライスを勝手に食べながらお酒を飲んでいる蘭さんに
つまみを作れという要求を満たすために、冷蔵庫と格闘していると
何やら不機嫌そうな声が聞こえてくる。
また兄弟喧嘩してるのかなと思った私は、ココさんが上手く治めてくれるだろうと思い
おつまみ作成に集中することに。
｢Aがココさんって呼んでんだけど、お前が言っただろ｣
｢はい、そうですけど？｣
｢誰の女だと思ってんの？ココ｣
｢誰のものでもないですよ？"今は"｣
過去の私、ありがとう。
トマトとモッツァレラチーズなんてオシャレな食べ物を買っていたのね。
……蘭さんって苦手な食べ物多そうな気がする。
いや、いいか。
食べないなら私が食べたらいいし。
最初こそ灰谷さんは帰れって言って追い出そうとしてたけど今は楽しそうに会話してる声がボヤボヤ聞こえてくるし
内容は分からないけど。
なんだか、家が賑やかなのが楽しい。
｢何、ココちゃんもニャンコにご執着なの？｣
｢さぁ？そういう蘭サンは？｣
｢おい、お前ら話逸らしてんじゃねぇよ。潰すぞ｣
｢まぁまぁ、竜胆。ニャンコの魅力を語る会とかしてみる？｣
｢ぜってぇしねぇ｣
この家の思い出が、どんどん塗り替えられる。
私の頭に染み付いてる思い出が遠い過去のようになってくれるんじゃないかって
そんな期待をしながら。
｢蘭さん、出来ましたよ？｣
｢よっしゃ、もっと飲めんじゃん｣
｢人の女に何させてんの兄貴｣
言葉通りの意味で他に意味なんてない、言葉に胸が高鳴る。
私にキスしたいとか、私のことが好きだからじゃないことくらい分かってる。
だって、灰谷さんにとって他の女の子とキスするなんて普通なことだから。
蘭さんだって、入れ違いで出勤する日はクラブの前で知らない女の子とキスしてるし
目が合ってしまった時は気まづすぎて反応に困ったけど。
人差し指でしーってしながらキスしてる蘭さんを見て
キスを見られて恥ずかしいとか
そんな感情はないんだろうなぁ、なんて
｢竜胆のじゃねぇじゃん。な、A｣
｢……｣
｢あ？どうした？｣
｢え？あ！なんですか？不味かったですか…？｣
人の話は聞けよと灰谷さんにチョップされてしまって
でもそれが痛くなくて
痛くないようにしてくれる、こんな優しい人
ココさんが前に言ってた。
"憂さ晴らしに女引っ掛けてくんなー"
それが今更、心に引っかかって仕方ない。
灰谷さんはなぜ私といるんだろう。
少しでも同じ気持ちなら、いいのに。
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!? - あぁ!三人共好きなんですけどおお!! どうしよ よだれが止まらん…… (4月22日 17時) (
レス) @page50 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - YUMiさん» YUMiさん！！コメントありがとうございます！！3人から愛されて欲しいです！！！！うふふ！嬉しいコメントで私もヨダレダラダラです！笑笑これからもよろしくお願いします！！ (2023年3月18日 19時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
YUMi(プロフ) - コメント失礼します!!何ですか、これもう3人に愛されちゃうんですか??ヨダレが止まらないです笑。とても楽しく読ませて頂いてます!! (2023年3月18日 18時) (レス) @page32 id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - みいさん» わぁー！！みいさん！！！こちらも読んでいただけてるなんて！！！！(´；ω；｀)ありがとうございます！！！！みいさんも最高です！！これからもよろしくお願いします！！ (2023年3月6日 12時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
みい - さすがもむさん最高です！！！！！！！ (2023年3月6日 9時) (レス) @page3 id: 13de0dd53a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年3月4日 0時
