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｢やっぱここに居たか、竜胆｣
｢ゲッ……兄貴かよ……｣
何故この人たちは人の家情報を知っているのでしょうか。
履歴書は書かなくていいと言われて書いてないし
教えていないはずなのに
どうしてこの兄弟は、私の汚部屋にいるのでしょうか。
蘭さんも灰谷さんも、人の許可なしに普通に入るし
蘭さんなんて、私の元彼の物整理中の部屋を見て一言
"A、掃除したら？"
元彼のものを整理してる途中にあなた方が来たんです。と伝えるべきか迷いつつ
蘭さんに、部屋掃除出来ない女認定されても別に私に不利益なんてものは発生しないと思った私は
ははは、そーですね。と流してお茶を出すのだった。
｢てかさ、捨てニャンコ｣
｢はい｣
｢首、絆創膏してどーしたの？怪我？竜胆？｣
｢なんで俺なんだよ｣
｢いや？どっかの番犬が噛み付いたと思って｣
ニヤニヤしながら灰谷さんを見てる蘭さん。
多分この人、絶対わかってて質問してる。
本当にタチの悪い人だ。
反応を見て楽しんでるんだから。
｢あ、あの｣
｢んー、なに？ニャンコ｣
｢お店…放っておいていいんですか？｣
営業時間の真っ只中なのにこの人たちはここに居るのか
灰谷さんは、無視した私にイラついたから
蘭さんは、灰谷さんがいないから
仕事なのに何故にこんな私情で抜け出しているのか
それを許されるのはこの2人だけだ。
クレームが入ったとしても、ある意味穏便に解決しそうだし。
｢んー、大丈夫じゃねぇな。ココちゃんが｣
｢え？九井さん？｣
｢万引き、無銭飲食されてもいいの？って脅して今働いてるから｣
｢あ…｣
九井さん、不憫すぎる。
朝から働いて、明日は休みとはいえ夜中まで働くなんて。
とんだブラック企業だなと思っても口には出さずに、九井さんが可哀想なので戻ってくださいと説得するのに
灰谷さんは、また不機嫌になるし
蘭さんはそれを見て笑う。
極めつけには、この汚い部屋が居心地がいいとか言って動く気配がない。
｢灰谷さんがいないと、ほら、始まりませんよ…！ね？｣
｢行かねぇー｣
｢九井さんの健やかな睡眠のためにも…｣
機嫌が悪くなる一方で動いてくれない灰谷さん。
私はどこでこの人の地雷を踏んでいるのだろうか。
灰谷さんも、蘭さんに負けず劣らず難しい人だ。
｢Aー、ちょいちょい｣
｢え？あ、ちょっ…蘭さ…｣
蘭さんに呼ばれて行くと、急に腕を引っ張るから体勢を崩して座ってる蘭さんの上に崩れるように乗ってしまった。
｢りんどー？｣
｢A…離せよ、兄貴｣
私を挟んで兄弟喧嘩しないでください。
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!? - あぁ!三人共好きなんですけどおお!! どうしよ よだれが止まらん…… (4月22日 17時) (
レス) @page50 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - YUMiさん» YUMiさん！！コメントありがとうございます！！3人から愛されて欲しいです！！！！うふふ！嬉しいコメントで私もヨダレダラダラです！笑笑これからもよろしくお願いします！！ (2023年3月18日 19時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
YUMi(プロフ) - コメント失礼します!!何ですか、これもう3人に愛されちゃうんですか??ヨダレが止まらないです笑。とても楽しく読ませて頂いてます!! (2023年3月18日 18時) (レス) @page32 id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - みいさん» わぁー！！みいさん！！！こちらも読んでいただけてるなんて！！！！(´；ω；｀)ありがとうございます！！！！みいさんも最高です！！これからもよろしくお願いします！！ (2023年3月6日 12時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
みい - さすがもむさん最高です！！！！！！！ (2023年3月6日 9時) (レス) @page3 id: 13de0dd53a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年3月4日 0時
