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｢というわけで｣
｢どういうわけだよ｣
｢助けて！國神サン！｣
デート経験が無い訳では無い。
高校生の時に奇しくも彼氏がいたのだ。
けれど、その時とは状況が違いすぎる。
彼氏という言葉に恋して付き合ってしまったから、相手には申し訳ないことをしてしまったとは思っている。
最終的には段々惹かれて好きになった矢先に振られてしまったのだけど、つまりは何が言いたいかと言うと
高校生の時は何も意識していない、普通の服を着てデートをしていたから
デートする時の服装が分からない。
｢つーか、俺もわかんねぇけど？潔は？｣
｢え、國神。俺に喧嘩売ってる？非リアなんだよこちとら｣
｢あ、のさ。私が呼ばせていただいたのは…國神サンだけだったような？｣
｢え、俺だけ仲間外れとかスゲェ嫌だし｣
別に仲間はずれにしようとはしてない。
ただ、國神くんに関してはお姉さんと妹さんが居るということで女心も分かって男心もわかるという両刀使いだったから相談相手に適任だと思い声をかけただけだ。
そうと説明しても中々機嫌を治してくれない潔くんが小さい子どものようにしか見えなくて、頭を軽くなでると
潔くんは余っ程女の子耐性が無いのか顔を真っ赤にして顔を背けてしまった。
私はここでしまったと思った。
なぜなら、まだ大学付近にいる私たちを、今の行動を潔くんファンに見られてしまったら
また要らぬ勘違いをされてしまう。
｢違う！潔くん！今のは、あ、ちっちゃい子みたいだなぁって思って！ね！？｣
｢馬鹿…！A、1回口閉じろ、いいな｣
｢え、でも、ほら、潔くんファンに勘違いされる！｣
｢あー、まぁほら、なんだ、それは1回置いとけ。な？｣
弁明したつもりが、落ち込んでしまった潔くん。
傷つけてしまったのは明白で、申し訳なくて謝った。
確かに大の大人が小さい子みたい、なんて言われて傷つかないはずがないし嬉しいと思うはずがないのに軽はずみで自分が発言したのが恥ずかしくて、本当に申し訳なくてたくさん謝ると潔くんは吹き出して笑った。
意味がわからなくて顔を上げると、潔くんが私に良くする前髪を上げながら撫でる撫で方をしてくるから意味がわからなくなる。
｢そこまで気にしてねぇし。ん、まぁ、俺が頼られなかったから＿＿＿＿嫉妬、みたいな｣
｢世一の一は1番に頼られたいの一だもんな？｣
｢ヒーロー、変な事言うなっての！｣
作戦会議を開いたものの、ただのお喋り会になってしまい
何も手数が無いまま、私は明日、千切くんとデートをすることになるのだった。
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ゆい - こんな素敵な小説初めて読みました。続きが超超超楽しみです！何だかもう生きる励みになります…🥲これからも応援してます！！ (2月4日 7時) (
レス) id: 2a419589a1 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - あぽろさん» わぁー！！！ありがとうございます！！めっちゃ嬉しいです！これからもゆっくり更新することになりますがよろしくお願いいたします!!!! (1月5日 22時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ - この小説大好きです！！キュンキュンしまくりでスクロールする手が止まりません！これからも頑張ってください！！💗 (1月4日 0時) (レス) @page13 id: 60a5994a82 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - ちささん» ちささん！ありがとうございます！前作から……！嬉しいの極みです！！！！不定期更新で申し訳ありませんが千切の魅力、頑張って出せるように頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (12月13日 14時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 「青春とは、恋愛である。」からきました！前作もすごく好きなのですが、なにせ千切くん推しなもので、すごく楽しみです…！現時点でもう大好きです！！更新楽しみに待ってます！ (12月12日 3時) (レス) id: 3ee6d9cd32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年12月11日 23時
