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｢っはははっ！｣
｢笑い事じゃないでしょ！？！どうしよう！潔くん！｣
｢自分で否定しに行くしかなくね？｣
｢話したら私の存在消える｣
｢ま、國神が否定してると思うけどな｣
國神くんは義理人情に厚い人だ。絶対否定しているのは分かっているけれど
不安が拭えない。
もし？國神くんが照れてるだけだと解釈されたら？
ジ・エンド私。
｢潔ー｣
｢ち、千切？｣
神様、急に千切くんイベントを増やすのを止めていただきたい。
嫌とかでは無いのだけど、心の準備というものが私には必要なのだ。
｢あれ？國神の彼女じゃん｣
＿＿＿＿ジ・エンド私。
誤解が解けてないのに私を認識されてしまった。
違うと否定したいのに、千切くんの顔面が見れなくて
千切くんに対して言葉を発する練習をしてこなかったせいで緊張で声が出せない。
違うの、國神くんの彼女じゃないしそもそも私が恋してるのは千切くんなんだと言えたらどれだけいいのだろうか。
｢ちげーよ、國神からどうせ聞い＿＿＿＿｣
｢ち！千切くん！｣
そんな心の内だったのに、私の本能は千切くんに声をかけることを選択したのだった。
力んだせいで声は裏返るし最悪だと思っていると
千切くんはあっけに取られたようなそんな顔をして私を見る。
それもそのはずだ、声をかけた人間でさえも驚いた顔をしているのだから。
｢千切くん！わ、私、文学部2年AAです！決して、天と地がひっくり返るとしても國神くんの彼女ではありません！｣
國神くんには悪いことを言ってしまったと我に返ってからきちんと反省して謝った。
告白してもないのに私なんぞに振られてしまったのだから。
不憫以外の言葉が当てはまらない。
｢お前……國神が不憫すぎるだろ…！｣
そう言う潔くんの隣で吹き出しながら笑い始めた千切くん。
千切くんの全力の笑顔も格好良い好き、王子様と思っていると
千切くんが私に近づいて優しく笑いかけてくれた。
それだけで鼻血卒倒ものなのに
｢千切豹馬。2年。潔、國神と仲良いなら俺とも仲良くしよーぜ？｣
そんなこと言ってはいけません。
そして私の目を美しいその目で見つめないでください
私の脳の処理が追いつきません。
｢潔、この子動かねぇんだけど｣
｢立ったまま気絶してんな、こりゃ｣
｢え？マジ？おーい｣
｢す、ストップ千切！それ以上触んな！こいつの魂が消える！｣
｢んだよ潔、嫉妬か？よしよししてやろーか？｣
｢馬鹿っ、要らねぇし！｣
そして千切くんに見つめられ、少しでも話せたことを思うと我が生涯に一遍の悔いなしであります!!
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ゆい - こんな素敵な小説初めて読みました。続きが超超超楽しみです！何だかもう生きる励みになります…🥲これからも応援してます！！ (2月4日 7時) (
レス) id: 2a419589a1 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - あぽろさん» わぁー！！！ありがとうございます！！めっちゃ嬉しいです！これからもゆっくり更新することになりますがよろしくお願いいたします!!!! (1月5日 22時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ - この小説大好きです！！キュンキュンしまくりでスクロールする手が止まりません！これからも頑張ってください！！💗 (1月4日 0時) (レス) @page13 id: 60a5994a82 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - ちささん» ちささん！ありがとうございます！前作から……！嬉しいの極みです！！！！不定期更新で申し訳ありませんが千切の魅力、頑張って出せるように頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (12月13日 14時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 「青春とは、恋愛である。」からきました！前作もすごく好きなのですが、なにせ千切くん推しなもので、すごく楽しみです…！現時点でもう大好きです！！更新楽しみに待ってます！ (12月12日 3時) (レス) id: 3ee6d9cd32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もむ | 作成日時：2023年12月11日 23時
