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「千切くんー!おはようー!」
「おう、はよ」
羨ましい____
「千切くんー!次の講義、一緒に行かない?」
「悪ぃ、國神と潔と約束してっから」
あぁ____羨ましい!!!!
____大学の入学式、私は一目惚れをした。
その美しい顔面に美しい艶のある髪の毛、知り合いと思われる人と話してる時のオラオラ口調。
全てにおいて"格好良い"その言葉が似合う男の子に出会いました。
仲良くなりたいと思ってから早1年
何の成果も得られていないのは、私です。
「だから、俺らと来ればいいじゃん講義。なぁ?國神」
「正々堂々がいいんだろ?Aは」
「ごめん國神くん、使えるコネは使い倒したいタイプです!」
1度グループ学習で同じ班になった潔くんと國神くんという千切くんに1番近しい、羨ましすぎるポジションにいる2人とは仲良くさせて貰っているけれど
だからって本人と話せるか、そんな勇気をもちあわせているかと言われると
そんな勇気は無い。
千切くんの顔面とか2秒見たら爆発してしまいそうだから。
しかも、千切くんの追っかけみたいなことをして居たのに潔くんと國神くんが仲良いなんてことは知らずに過ごしていたし
「じゃ、ほら使うべきじゃね?俺ら」
「あほんだらだな、君は潔世一くん!!」
「1年拗らせてるAには言われたかねぇよ」
「うわぁー!國神くん!潔くんが意地悪する!」
「いや、Aも潔のことアホだって言ったろ」
サッカーしてるって小耳に挟んで見に行ったら仲良くしてる潔くん達が居て
膝から崩れ落ちた記憶しかない。
嘘、千切くんの走る姿がかっこよくて見惚れて全部かっこいいとか何処に欠点があるの?神様二物以上与えすぎでしょ!と大興奮して脳裏に千切くんが焼き付いて離れずに寝られなかった。
サッカーなんてルールも何も知らなかったのに千切くんがしてるってだけでめちゃくちゃ勉強して、ルール覚えてしまうのだから恋の力は侮れない。
「つーか、千切と話したくねぇの?A」
「話したいです…でも、パンッって私が浄化して消えてしまうかもしれない」
「いや、んな聖なる存在じゃねぇと思うぞお嬢は」
「チッチッチ…分かってないなぁ國神きんに君!」
「國神…!こっから長くなるから逃げんぞ…!」
潔くんはなんて薄情な。
少し千切くんのカッコ良さと魅力を語ろうとしただけなのに。
だから彼女できないんだ、なんて言ったらブチギレられそうだから心の中に閉まっておこう。
それにしても____一瞬でいいから、こっち見てくれないかな、千切くん。
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ゆい - こんな素敵な小説初めて読みました。続きが超超超楽しみです!何だかもう生きる励みになります…🥲これからも応援してます!! (2月4日 7時) (レス) id: 2a419589a1 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - あぽろさん» わぁー!!!ありがとうございます!!めっちゃ嬉しいです!これからもゆっくり更新することになりますがよろしくお願いいたします!!!! (1月5日 22時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
あぽろ - この小説大好きです!!キュンキュンしまくりでスクロールする手が止まりません!これからも頑張ってください!!💗 (1月4日 0時) (レス) @page13 id: 60a5994a82 (このIDを非表示/違反報告)
もむ(プロフ) - ちささん» ちささん!ありがとうございます!前作から……!嬉しいの極みです!!!!不定期更新で申し訳ありませんが千切の魅力、頑張って出せるように頑張ります!これからもよろしくお願いします! (12月13日 14時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - 「青春とは、恋愛である。」からきました!前作もすごく好きなのですが、なにせ千切くん推しなもので、すごく楽しみです…!現時点でもう大好きです!!更新楽しみに待ってます! (12月12日 3時) (レス) id: 3ee6d9cd32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もむ | 作成日時:2023年12月11日 23時