188 side Nissy ページ38
るりを後ろから抱きしめて、
一緒にブランケットに包まる。
「寒くないですか？」
と問うるりの白い首筋に唇を這わす。
「…っん！」
ピクリと体を震わせて、
るりを抱きしめてる俺の腕を掴む。
そのまま耳朶を喰み舌でくすぐるように撫でると、
「っあ…んっ。…やぁ…あ。」
と甘い声を漏らす。
その声が俺の頭の中を侵食して止まらなくなる。
空いてる手でるりの顔をこちらに向けて、
顎を軽く掴むと自然に少し開くるりの口。
唇を合わせれば、甘いるりの味。
そんなとき、鳴り響くるりのスマホ。
はっと我にかえるるり。
「し、仕事の電話かも…。でてもいいですか？」
そりゃもう、仕方ないよな。
うんと頷く。
「はい、速水です。
あ、與さん。
お疲れ様です。
はい、あ、はい。
わかりました。では、明日。
えっ！？
はい…
ありがとうございます。
失礼します。」
電話を切ると、
俺に向かって、
「ちゃんと病院にもどれよ、
と與さんから伝言です。
って、病院、抜け出してきたんですか？？」
うんと頷く。
「もう…。服乾いたら戻りましょうね。」
俺はスマホを取り出して、
『はーーい。』
と送信。
隣でるりのスマホがそのLINEを受信。
るりもなんか入力してる。
『来てくれて嬉しかったです。』
『俺、ちゃんと実彩子と向き合うよ。
それが、実彩子も、るりも、俺も、幸せになる一歩だと思うから。
また、辛い思いをさせるかもしれないけど、
俺の気持ちは変わらないから。』
うん、と頷くるり。
『で、やっぱり、
病院に帰るのは明日の朝にする。
今日はるりと寝る。
だから
はやくお風呂入っておいで。』
えっ！っと顔を赤くして俺を見るるり。
『何もしないよ(笑)
してほしいならご期待に添いますが。』
「いえっ、あの、だ、大丈夫です。
お風呂入ってきます！」
ダーッと着替えを持ってバスルームに入るるりの姿。
静かになった部屋で、
與にありがとうとLINEする。
『声が出るようになったら、事情聴取な。』
と返ってくる。
心の中で、了解、と返事をしておく。
その後、
お風呂から出てきたるりと一緒にベッドに入る。
恥ずかしがってたけど、
疲れてたのかあっという間にすぅすぅとおだやかな寝息を立て始めた。
後ろから抱きしめてる俺の手をぎゅっと握ってる姿が本当に愛おしかった。
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リリィ(プロフ) - ちゃんうめさん» ちゃんうめさん。コメントありがとうございます！温かいコメント頂いてとても嬉しく、こちらこそ感謝です☆ (2018年5月21日 19時) (
レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 由希さん» 由希さん、ありがとうございます！やっと続き書き始めました！引き続き楽しんで頂けたら嬉しいです。 (2018年5月21日 19時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます！すっごく嬉しいです。続編、書き始めたのでよかったら引き続きよろしくお願いします！ (2018年5月21日 19時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いろんな方の小説がある中で、やっぱりこの話が1番大好きです本当に（ ; ; ） ずっとずっと読み続けたいです…お話楽しみにしてますね！ (2018年5月17日 21時) (レス) id: 76f9ce82a3 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 4終了お疲れ様です。続き楽しみに待ってます (2018年5月16日 23時) (レス) id: ec5f86864e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリィ
| 作成日時：2018年4月14日 21時
