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それからもう1泊して、東京へ帰った私達。
二人だけの時間はあっという間に過ぎた。
私は本格的に仕事に復帰し、
他のメンバーについたり、
デスクワークをしたり、忙しい毎日が戻ってきた。
そんななか、実彩子さんからご飯に誘われた。
約束の場所で待ってると、
実「遅れてごめん!」
と私の方へ近寄ってくる実彩子さんと、
その後ろには千晃さん。
千「私もご一緒させて?」
「はい。」
まずは乾杯ね、とグラスを合わせて一息。
実「るりちゃん…。
あの、私…。
いろいろごめんなさいっ!!」
急に立ち上がり私に向かって頭を下げた実彩子さん。
「えっ…!あっ、やだ、やめてください。
私の方こそ、失礼なことを言って、
申し訳ありませんでした!」
私も立ち上がり頭を下げる。
千「お互いに謝ったし、とりあえず座ろ。」
頭をあげて目があった私と実彩子さん、
思わず笑い出す。
実「みんなに、自分がしたこと、
全部話したんだ…。」
実彩子さんは、
西島さん以外のメンバーに全部話して、
怒られて、でも、
これからまた、7人で頑張ろうと話し合ったことを
私に話してくれた。
実「ホントは、まだ、隆弘が好き。
でも、今はAAAとして、みんなと頑張る。
そして、何年か経って、
隆弘に、いい女になったなって、
言わせてみせる。」
「実彩子さん…。
私、実彩子さんが羨ましいです。
メンバーのみなさんの絆は何よりも強いと思います。」
実「私はるりちゃんが、羨ましいよ。
隆弘の気持ちはるりちゃんに100%向いてるもん。」
千「るりちゃんは、にっしーと付き合うの?」
という千晃さんの質問に、
黙って首を横に振る。
実「えっ、なんで?」
「私は西島さんのマネージャーでいられたら、
それで幸せなんです。」
千「にっしーはなんて言ってるの?」
「まだ、何も…。」
千「あ。声がね…。」
「もう、明日、発声禁止期間が終わります。
そしたら、ちゃんと話せたらいいなと思います。
さっ、食べましょ!」
千「よし、飲もう!食べよう!
私達、明日は仕事午後からだもんね、宇野ちゃん!」
実「うん!飲もう!」
そして、たくさん話して、笑って、
私達3人の女子会は夜遅くまで続いた。
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リリィ(プロフ) - ちゃんうめさん» ちゃんうめさん。コメントありがとうございます!温かいコメント頂いてとても嬉しく、こちらこそ感謝です☆ (2018年5月21日 19時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - 由希さん» 由希さん、ありがとうございます!やっと続き書き始めました!引き続き楽しんで頂けたら嬉しいです。 (2018年5月21日 19時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ(プロフ) - りんさん» りんさん、ありがとうございます!すっごく嬉しいです。続編、書き始めたのでよかったら引き続きよろしくお願いします! (2018年5月21日 19時) (レス) id: 79af705402 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いろんな方の小説がある中で、やっぱりこの話が1番大好きです本当に( ; ; ) ずっとずっと読み続けたいです…お話楽しみにしてますね! (2018年5月17日 21時) (レス) id: 76f9ce82a3 (このIDを非表示/違反報告)
由希(プロフ) - 4終了お疲れ様です。続き楽しみに待ってます (2018年5月16日 23時) (レス) id: ec5f86864e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リリィ | 作成日時:2018年4月14日 21時