code:74 shu3 ページ25
「温泉か〜、それならこのグルメの本も…えっ…あれ…？ちょ……えっ！？」
上の段にある本に手を伸ばそうとした時
駐車場に面したそこから見えたのは
「蘭たん！蘭たんいた今！」
持っていたコンビニのカゴが床に落ちる
ガラスの向こうに歩いていた男2人組
片方は絶対に蘭たんだ、分かる
頭の中では蘭たんを追いかけてるのに足が動かない
動けよ、早く
hacchiさん、早く気づいて
脳からの命令がなかなか足に届かない
それでも思考はどんどん進んでいく
隣にいた人は誰だ
どこかで見たことがある
どこだ
思い出せ
そうだ、蘭たんが持ってた写真
そこにうつってた
Aの兄貴？
いやでも死んだはずじゃないか
何かの見間違いかも
あれは蘭たんですらないのかも
「shu3！追いかけよう！」
hacchiの声で我に返る
長い思考をしていたはずが、3秒ほどだったのか、気が付くと蘭たん達がコンビニから死角に消えて行く瞬間
hacchiさんに引っ張られてコンビニを出ると走って追いかける
すぐに向かったはずなのに、死角の曲がり角には誰もいない
「あれ…見間違い……？」
「…いや、たしかに蘭たんが通った」
hacchiさんが道路についた微かな足跡をなぞる
蘭たんの僅かな歩き方のクセ
「……もしもしすぎるさん、近くのコンビニ分かります？今すぐA連れて来てください。蘭たんとAの…Aの兄貴を見付けました」
足跡を辿るhacchiさんの背中を見ながら電話をかけた
A、もう少しだから
もうそろそろ終わるから
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
温田(プロフ) - くるみさん» くるみさん……！最後まで見ていただきありがとうございます(；；)至らない点ばかりでしたがそう言ってもらえるのは励みになります！！次の作品もよろしくお願いします（大宣伝） (2023年3月19日 7時) (
レス) id: 252a43b257 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！そしてここまでお疲れ様でした！本当に面白くて展開にとてもワクワクしていました！温田さんの物語の書き方がとても好きですこれからも応援しています！！ (2023年3月19日 1時) (レス) @page45 id: 4d19a31029 (このIDを非表示/違反報告)
温田(プロフ) - くるみさん» うわーーーーーん！！くるみさんありがとうございます！！！(；＿；)そろそろ物語も終わりとなりますが、どうぞ最後までよろしくお願いします(；＿；)温田がんばります(っ;ﾍ;c)ｶﾞﾝﾊﾞﾙ (2023年3月16日 1時) (レス) id: 252a43b257 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 久しぶりにこんなに物語に惹かれる小説を読みました！更新とても楽しみにしております温田さんのペースで無理せず頑張ってください…！ (2023年3月15日 1時) (レス) id: 4d19a31029 (このIDを非表示/違反報告)
温田(プロフ) - あさん» あらま！ありがとうございますソッコウはずしました…！ (2023年3月11日 12時) (レス) id: 252a43b257 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：温田 | 作成日時：2023年3月7日 11時
