【d!】青春メロンソーダ【zm】 (ページ6)

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同じような生活が続いてかなりの時間が経過した。

時はもう6月に入った頃だった。

ゾムくんは相変わらず学校に来たり来なかったりで、来ても授業はまともに受けずに寝ていた。

席替えをして席が離れていても尚、ゾムくんは私にノートを借りていた。

私が貸したノートは、たまに変な落書きがされていて、ゾムくんの奇妙なイラストにツボが入ってしまっていた。

放課後、雨が降っていた。

私は傘を持っていなかったので教室に残っていた。

突然、ドアが開いた音がしたので私は驚いて、少し声が出た。

zm「おお、びっくりさせてすまんなあ！自分、なんでここに残ってるん？」

『傘忘れちゃって…止むまでは残ろうかなって』

zm「ちょうど俺、エミさん…先輩から借りてきた所やし、一緒入る？」

『いいの？ゾムくん、優しいね。』

zm「全然ええよ。この勢いやと止みそうにないって分かるやろ。ほら、さっさと帰る準備し。」

私は急いで帰る準備をして、ゾムくんと学校を出た。

傘は少し小さくて、お互いの肩は少し濡れていた。

zm「A、もっとこっち寄らんと濡れんで？」

そう言われたので私はゾムくんの方へ近寄った。

今はフードを被っているが、下から見ると少し見える綺麗な目にドキっとする。

zm「お前、バス停ここやんな？じゃあな。」

『ゾムくん…ありがと…！また来週。』

そうして、ゾムくんは手を軽く振って帰って行った。