魔法使いみたいな君は

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「ねむ、」









数学が嫌すぎて教室から逃げてきました。
屋上で寝っ転がってます。









少しだけ寝ることにした。
10分くらいしてから目を覚ますと足にブレザーがかけられていた。









誰のだろう。
男子のだ。









慎 「あ、起きた。」

「え、」

慎 「気持ちよさそうに寝てたけど肌寒かったからかけてた。」

「ありがとう、」









ブレザーの持ち主は長谷川くんだったみたい。
さすがモテる人はちがう。
こーゆーのサラッとできちゃうんだから。









慎 「同じクラスなのに話したことない、、、よね。」

「あ、うん、」

慎 「俺の事苦手でしょ？笑」

「いや、」

慎 「わかりやす笑」

「ごめん、」









ああ、もう私のバカ！
すぐ顔にでるのなおしたい。









慎 「あんまり目立つ感じじゃないもんね。」

「うん、ひっそり生活してる。」

慎 「ひっそりって笑。でも1年の時から注目されてるじゃん。」

「？」

慎 「あ、気づいてないパターンね。」

「なにが？」

慎 「いや、こっちの話。」









よくわからないけどまぁいいか。









それから授業が終わるまで話してた。









話してみると結構話しやすくて優しい人なんだって思った。
モテる理由がわかるかも。









お互いのことを名前で呼ぶことに。









仲良くなれた(？)気がして少し嬉しくなった。

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