魔法使いみたいな君は

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私が通っている"南高"には王子と呼ばれている人がいる。









私の学年には2人いて、
同じクラス。









長谷川慎くんと藤原樹くん。









同じクラスだけど喋ったことは無い。









この2人は見ての通り(？)
イケメンだからモテモテらしい。









おまけに運動もできて性格もいいんだとか。









女の子の心をつかむ天才らしい。
藤原くんは"猫"で長谷川くんは"魔法使い"って呼ばれてる。









藤原くんはクールで猫っぽいからだとか。
長谷川くんは特に心をつかむのが上手いから魔法使い。









嫌いとかじゃないけどあんまり話したことないから苦手って思ってしまってる。ごめんなさい。









杏奈 「おはよー。」

「おはよ。今日は遅かったね。」

杏奈 「ちょっと寝坊しちゃってさー、昂秀が。」

「そーなんだ笑、」














いつもより遅めにきた杏奈。
杏奈は私が1番信頼してる友達。















かわいくて優しい自慢の友達。
いつも彼氏の昂秀くんと来てるんだけど今日は昂秀くんが寝坊したから遅かったみたい。









杏奈 「今日もすごいねえ。」

「ね。」
















私たちがすごいって言ってるのは長谷川くんと藤原くん。
2人のところにほかのクラスの子が集まってる。









ニコニコで対応してるけどちょっと嫌そう、、、？









モテる人は大変だなあ。









この時はなんとも思ってなかった。









これから彼に惹かれていくことなんて知らなかった。

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