彼岸柱、魔法学園の常識を覆す -1-

第四十五の刃 ページ45

素早くボックスを受け止め、マロンタルトを受け止めた。少し形は崩れてるかもだけど、十分食べられると思う。



リドル「…君は、オンボロ寮のAか。それより、そのタルトはハートの女王の法律に従って、破棄しなければならない。なぜこのようなことをする？」



『貴方のやり方は間違っている。そう思ったからタルトを守っただけです。』



ケイト「Aちゃん！？」



後ろでケイト先輩がなんか言ってるけど、今は無視させてもらう。



『…ローズハート先輩、規則を守ることは大切なことです。特に貴方は寮長なのですから、尚更。』



リドル「へぇ。何を言い出すかと思えば、分かっているじゃないか。」



『しかしこのマロンタルトは私が、ユウくんが、エースが、デュースが、トレイ先輩が一生懸命頑張って作ったものです。人の思いが込められているものを、貴方は踏みにじるのですか？』



リドル「当然だろう？ハートの女王の法律に違反しているのだから。人の思い？そんなくだらないものに、興味はないね。」




……………ブチッ








ー大正コソコソ噂話ー

Aちゃんが常時つけている組紐は、赤地に金糸で柄が描かれてあります。見た目はめっちゃ綺麗だとか。

第四十六の刃→←第四十四の刃

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す