文豪ストレイドッグス 元ポートマフィアの敦くん

三十一話 ページ34

〜電車の中〜
ガタン ガタン

敦「済みませんさっきは。」

与「気にするこたァないよ。・・・・・ところでさ
　 アンタ あの芥川と戦って傷一つ付けずに帰って来たそうじゃないか。」

あ・・・どう言い訳するのか考えてなかったな・・・。

与「・・・・・でも、次はないよ。
　 元来マフィアってのは奇襲夜討が本分だ。夜道にゃ気ィつけるんだね
　 何時どこで襲ってくるか知れないよ。」

奴等の狙いは僕、か・・・四年前にばれていたら売り飛ばされてたのかな。
そう思ったら殺されたと思われてよかったんじゃないかな・・・
って気がしてきた。

売り飛ばされていたら探偵社の皆に会えなかったしね。

「あァ〜〜〜〜〜こちら車掌室ゥ」

！この声・・・真逆檸檬！？じゃなくて梶井さん！？
あ、この癖まだ直らないな・・・組織の中でも
「檸檬さん こんにちは。」 「いや、僕は梶井だよ・・・」
ってずっとこの流れやってた気がする・・・。

ともかく噂をすればなんとやら とはこのことか。
気が早いなあ。

梶「誠に勝手ながらぁ？唯今よりささやかな『物理学実験』を行いまぁす！
　 題目は『悲慣性系における爆轟反応および官能評価』っ！
　 被験者はお乗りあわせの皆様！ご協力まァ〜〜〜〜〜ことに感謝！
　 では早速ですがぁこれをお聞きくださぁ〜〜〜い」

ドオッ

爆発で電車内が揺れた

梶「今ので２、三人は死んだかなぁ〜〜〜？でも次はこんなモンじゃありません！
　皆様が月まで飛べる量の爆弾が先頭と最後尾に仕掛けられておりまぁ〜す！
　 さてさて、被験者代表敦くん！君が首を差し出さないと乗客全員
　 天国に行っちゃうぞぉ〜〜〜〜〜〜？」

あ、まほろだってバレてない！よかった。
まあ、それどころじゃないけど。

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