文豪ストレイドッグス 元ポートマフィアの敦くん

弐拾話 ページ23

〜電車の中〜
なーんて回想に浸ってると頭を叩かれた。
痛い。

敦「何で叩いたんですか。名探偵。」

乱「敦君が無視してるからでしょっ！！先刻から呼んでたのに。」

敦「そうなんですか！？すいません。で、何ですか？」

乱「敦君、今さあ殺人事件の解決依頼が来てるじゃない。そこで
　 賭をしない？」

敦「賭ですか？」

乱「そう。早く事件を解決した方が勝ち。」
其れ完全に乱歩さんの勝ちでしょ

乱「負けた方はなんでも一つ命令出来る。」

敦「良いですね。勝てるかどうかは抜いて面白そうですね。」

乱「じゃあ僕が勝ったらその髪型のままで一生過ごして。」
髪を切るなと！？

敦「じゃあ僕が勝ったら乱歩さんって呼びます。」

乱「いや、別にそれで呼んでも構わないけど。」
ダメージが無い・・・

敦「じゃあ僕が勝ったら乱歩さんの駄菓子食べます。」

乱「じゃあ其れで。頑張ってね敦君。僕に勝てるか解らないけど」
無理ですね・・・

あ、着いた。

〜殺人現場〜
簑「遅いぞ探偵社！」

乱「ん きみ誰？安井さんは？」

簑「俺は箕浦。安井の後任だ。
　 本件はうちの課が仕切る。貴様ら探偵社は不要だ」
じゃあ何で待ってたんですか！？

乱「莫迦だなあ この世の難事件は須く名探偵の仕切りに
　 決まってるだろう？」

簑「抹香臭い探偵社など頼るものか。」

乱「何で」

簑「殺されたのが＿＿＿＿俺の部下だからだ」

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