文豪ストレイドッグス 元ポートマフィアの敦くん

十七話 ページ20

まあいいや。探偵社入ろう。

ガチャ

敦「すいませーん与謝野さん。逃げられてしまったので、この縄
　 返しますね。」

与「そうかい。其れは残念だねえ。 そういえば乱歩さんが敦のこと
　 呼んでたよ。」

敦「えっ有り難う御座います。」
何の用だろう。

バンッ
乱「やっと見つけたよ！！君！！」

敦「め、名探偵！？僕に何用ですか？」

乱「昔から呼び方変わんないねえ。殺人事件の解決依頼が来たから
　 一緒に行こう！！僕電車の乗り方知らないし。」

敦「それって本当は誰でもいいんじゃ？」

乱「いやだなあ。折角だから友達と行きたいに決まってんじゃん。
　 ほら、そのださい鬘取って！」
鬘を無理矢理取られた

敦「うわっ」

中から白くて長い髪が落ちてくる

敦「今回もばれちゃったんですか・・・残念です。今回は自信あったんです」
僕は紅い結い紐で髪を結った。

国「なっ お前・・・敦じゃないのか！？」

敦「？」

乱「国木田、これが本当の敦君なんだよ。」

敦「あ、僕髪長いんですよ。」

国「そうか。解った。本当に長いな」
切りたいんだけど止められるんですよ。何でだろう。

乱「敦君。僕に解けない物はない！！今日も僕の勝ち
　 ほら、行くよ！」

僕は腕を引っ張られ探偵社を出た。

実は僕は乱歩さんに会ったことがあるんだ。それも何回も。

何て云うか・・・出会いは最悪だったけど。

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