文豪ストレイドッグス 元ポートマフィアの敦くん

十二話 ページ14

谷「芥川・・・だって！？」

樋「我が主の為＿＿＿ここで死んで頂きます。」
そう言って樋口さんが銃で撃ってきた


が、誰にも当たらなかった

樋「な、なぜ＿＿＿」

なぜなら、僕が虎化して谷崎兄弟を守ったからだ。

僕は虎化を解いて樋口さんの近くに行き、銃を奪った

敦「残念でしたね。僕に銃は効きません。これで貴女は・・・」
僕は手に持っている銃を床に落とした

敦「戦えない」ﾆｺｯ
僕は悪戯っぽく笑ってみた

敦「谷崎さん。あの、このあとどうすればいいですか？」

谷「敦・・・君、逃げ・・・て」
ドサッ
谷崎さんが倒れた

あ・・・油断してた。この刺し傷・・・間違いなく芥川っ！！

芥「お初にお目にかかる僕は芥川。そこな娘と同じく
　 卑しきポートマフィアの狗＿＿＿」

樋「芥川先輩！！ご自愛を＿＿＿此処は私ひとりでも」
ピシッ
芥川が樋口さんを殴った
大丈夫かな樋口さん・・・ってよく考えれば今逃げられるかも

芥「何処に行く気だ。貴様は生け捕りにせよとの命がある
　 ・・・逃げられぬぞ 羅生門」

僕に黒獣が向かって来た。僕はそれを避けて虎化した手で黒獣を捕まえた

芥「ほう・・・人虎、貴様少しは腕が立つようだな。お相手願おう」

僕は黒獣を引っ張って芥川を引き寄せ、お腹に蹴りを加えた

芥「ガハッ」
芥川のうめき声が聞こえた

敦「手早く気絶させて帰ろう」
元相棒ならそんなことは簡単だから。

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