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プロローグ・2 ページ2

ビルがまるごと破壊されて衝撃波が大気を揺らし、破片が砲弾のように飛び散った。その様を見て無邪気な笑みを零した人影(フョードル)を、遠くから眺める者が一人。



『_____久し振りに、楽しい時が迎えられそうだ。』



男がくすりと笑みを零す。何かを感じたのか、フョードルが男の方を振り向くも、其処には既に男は居なく、只々暗闇が広がっていた。





























銃弾が降る。砲声が響く。路面(アスファルト)が抉れ、血塵が散る。



数多の命を奪い、夥しい惨劇を生んだ竜頭抗争。



五千億円という大金をきっかけに始まった抗争は、ヨコハマ全土を戦場と変えた。



ある者達は双黒として戦いに身をやつし、ある者達は戦いで肉親を喪って路頭に迷い、ある者は、のちに、迷子達を引き取ることとした、血なまぐさい戦い。



それから6年後。




































____________________龍は、眠りから目覚めようとしていた____________________。

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作者名:ぴみゃ | 作成日時:2018年3月21日 19時

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