幸せ ページ2
in新八の道場
「いやー、それにしても、やーっとくっついたアルな!」
「本当ね。鈍感で恥ずかしがり屋で。背中を押すのも一苦労だったわ」
ふたりがニヤニヤしながら見てくる。
「う…………だ、だって……………」
現在、妙ちゃん家でガールズトーク中です。
ついてくるってだだこねてた銀さんは、神楽の手によって万事屋でダウンしてます。
さっきの銀さんを思い出して自然と頬がゆるむ。
「あれ?なに笑ってるネ、A?」
「あら、決まってるじゃない、神楽ちゃん。どうせあのちゃらんぽらんのことでも考えているんでしょう」
「あ、そうアルな。ゴメンアル、A」
わ、わざとらしい………
銀さんや総悟もドSだけど、このふたりも相当なドSだ。
私はいつも何も言い返せなくて、ふたりにいじられている。
「………でもくっついたはいいけど……銀ちゃんちょっとAといちゃいちゃしすぎネ!私だってもっとAといちゃいちゃしたいアル!」
「そうねぇ。見るたびにAちゃんには銀さんがくっついているわよね」
「そうアル!Aから銀ちゃんになんとか言うネ!」
「あ、えーっと……………」
ふたりに言われて思い出す。
付き合いはじめて万事屋で銀さんに言われたことを。
.
.
.
数日前__
「おい、A」
「なに?」
「今まで散々我慢してたんだからよ……これからは好きなだけいちゃつかせろよ?」
「え?い……いちゃ………///」
「それと俺から離れるの禁止な。またいつ神楽の兄貴がくるかわかんねーし」
.
.
.
「わかったアルか?A」
「う……………」
うん、と言おうとすると、いきなり後ろから抱きしめられる。
「ゲッ………」
「A、俺おいて行くなよ」
「ぎ、銀さん!?」
もう何回も抱きしめられてるとはいえ、まだ慣れなくてドキドキする。
「銀ちゃん!Aから離れるネ!」
「あ?なんでだよ。Aは俺のもんだから」
ごめん、神楽。
やっぱうんとは言えないな。
だって私もずっと大好きだったから。
「じゃあ帰ろ?銀さん、神楽」
それに、今とっても幸せだしね。
194人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クナイ - 最後の絵上手すぎんだろォォォォォォォォォ!!! (2016年7月24日 22時) (レス) id: e995f3fc57 (このIDを非表示/違反報告)
銀姫 - さくらもちさんの作品とても面白いです(*^_^*)面白すぎて止まらない(^_^;)他の作品も見てみます(-´∀`-)これからも頑張ってくだサーイ(*゚∀゚)尸 (2015年8月16日 21時) (レス) id: 82cb5ffe56 (このIDを非表示/違反報告)
(σ・ω・*さくらもち)(プロフ) - 椿☆さん» すごい嬉しいです…!!ありがとうございます(T_T)本当ですか!?すごい偶然!! (2014年9月17日 15時) (レス) id: 67d50557de (このIDを非表示/違反報告)
(σ・ω・*さくらもち)(プロフ) - 定代さん» ありがとうございます……!!やっぱり完結って少し寂しいですよね(´・ω・`) (2014年9月17日 15時) (レス) id: 67d50557de (このIDを非表示/違反報告)
椿☆(プロフ) - すごく面白くて、最初から一気に読んでしまいました!それから、主人公の誕生日の設定が、たまたま私と同じでした! (2014年9月16日 23時) (レス) id: 63e5586329 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さくらもち | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamui8xxx/
作成日時:2014年7月9日 22時