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｢いらっしゃいませー！｣
｢ご注文お決まりですか？｣
最後の学祭。
我ながら3年生はやはりレベルが高いと感じる。
現に、私たちのカフェは大盛況とも言える繁忙ぶり。
｢うっわ…本格的｣
｢いらっしゃいませー…あ、岸じゃん｣
｢えっAそれ…えっ｣
新規のお客様を案内しようと入口に向かうと
何だか魚みたいに口をパクパクしているお猿
｢ナガセくんも一緒なんだね｣
｢…おん｣
とイケメン。
｢席ご案内します｣
空いている窓際の二人席に案内し、メニューを渡す。
相変わらず｢え…いや、あー、うん｣と独り言の多い岸と
なんだかチラチラとこちらの様子を伺っているような気がするナガセくん。
なんとも反応のしずらいお客に、苦笑いをするとハッとメニューに視線を戻した。
｢メニュー決まったら呼んでね｣
岸が優柔不断そうなので一言そう伝え、席を離れた。
｢ちょっと、永瀬くんめっちゃ見てたよ？｣
｢あー、ね。反応に困ったわ｣
｢もう完璧好かれてるやつじゃんこれ｣
｢いや無いから｣
私と同じウエイターの格好をした三浦が
戻って来た途端ニヤついた顔で揶揄ってくる。
｢スカート短めだしね、見てんな｣
｢岸はまだしも、ナガセくんは違うでしょ｣
三浦はどうしてもこじつけたいらしい。
勝手に巻き込まれているナガセくんもいい迷惑だろう。
｢すみませーん｣
｢はーい｣
岸が手を挙げて呼んだ。
いそいそとオーダーを取りに向かった。
.
｢以上でご注文のお品はお揃いですか？｣
｢はーい｣
｢ではごゆっくりどうぞ、｣
｢あ、A｣
｢ん？｣
何故か呼び止められる私。
｢あー、えーっと…な、何時に、シフト終わんの？｣
今日の岸はいつもに増して挙動不審だ。
｢あと15分で後半の人と交代だけど…｣
｢あーそう、なんだ……そうか……｣
わかりやすい程落ち込む彼にどうしたのと声を掛ければ
｢一緒に回れたら、あ、あの、三浦とか一緒だったら4人とかでも、ちょっと回りたかったんだけど、丁度俺らシフト入る時間だから……｣
｢あ、そういうこと？そっか、残念だね｣
三浦の他に特に回る人もいなかったし、大勢の方が
楽しそうだったから良さげではあったのだけど。
｢じゃ、あ、後で1組来いよ！｣
｢わかった。三浦と行くね｣
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南瓜(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます！誰が主人公ちゃんの言葉か少しわかりにくい部分があるので、主人公ちゃんだけ鍵かっこを変えるとかしてほしいです(>_>) (2019年10月25日 11時) (
レス) id: f760313fcc (このIDを非表示/違反報告)
牛坂くん - まぢ本当、、紫耀くんかっこええな ホントにキュンキュンさせていただきました！廉も作ってほしいです よろしくお願いしますぅ〜！ (2018年11月7日 16時) (レス) id: 02094b915e (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - お話し拝見しました！テンションや言葉からノリで生きていそうな雰囲気のヒロインちゃんでしたが、平野くんのことで悩む姿がいじらしかったです^^笑 第三者目線でヒロインちゃんと平野くんが結ばれるかを見届けたいなという気持ちになりました！また遊びに来ますね♪ (2018年11月3日 15時) (レス) id: a0553c7bfd (このIDを非表示/違反報告)
オーバー - めちゃくちゃ読みやすくて面白くて最高です！すごく続きが気になります！ (2018年10月24日 19時) (レス) id: 10f5d98055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えだまめ | 作成日時：2018年10月21日 19時
