計算済み。

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その後自由時間になり、三浦と回る。


約束をしたので初めに岸とナガセくんのいる1組に行けば
ホストクラブなんかしていてそれはそれはビックリ。

高校生の学祭でホストクラブなんて出来るのね。
よくもまあ許可が降りたことよ。



ワックスで前髪をあげている岸は、黙っていれば
まあまあ良いビジュアルをしているのに。

落ち着きがないというか本当不慣れというか。

悪く言ってしまえば品がないので、ホストと言うよりは
どうも下っ端の黒服にしか見えなくて笑った。



ナガセくんはもう神々し過ぎて失明しそうだった。
溢れ出るNO.1の風格……？

恐れ多くもNO.1のナガセくんと、案外人気でNo.2だという岸の2人にお相手をして貰い、楽しかった。





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途中、ご友人と優雅にお目見えになった王子様、もといジンと合流。

おまけに、後ろに熱烈な視線を送る女の子たちもいたが、ジンのご要望とあって4人で回ることに。



ジンのお友だちは岩橋くんと言うらしく、女の子以上に可愛い見た目をしていて、自分の女としての自信を失った。







行きたいところはかなり並んでいて全部はやはり回りきれなかったが、なんだかんだ色々なクラスを楽しめた。

どうせ明日も回れるし良いのだけれど。






『展示を回る時間は終了です』
『着替える生徒は、女子は体育館〜……』





終了のアナウンスが掛かる。

いよいよ前夜祭が始まる。






｢はー…どうしよ｣
｢緊張するね｣





前夜祭の花火

希望者は和服に着替えて良いという伝統。
ほとんどの女子が、浴衣や甚平に着替えている。



私も紫地に薄い桃色の花があしらわれた浴衣に身を包み、巻いた髪をまとめた。






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S花火の時、7組に来て







トークアプリの履歴を見て、1つ息を大きく吐いた。

変に心臓が脈打っている。


顔が熱い。

ドクドクと心拍音が首元で聞こえる。







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前はあんなに遠く感じた南棟。

一瞬で辿り着いた7組。




再度、息を大きく吸って吐いて




扉に手を掛けた






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