【鬼滅の刃】ねぇ、守れたよ【肆】

【佰拾肆】失踪。 ページ24

夢主side

煉｢姉上！今日の飯は何ですか？！｣

『声が大きいよ杏寿郎。
今日はさつまいもの味噌汁さ』

煉｢へへ、嬉しいです！｣

うちの弟が今日も可愛い(にっこり)
いやはや、毎日がもう本当癒しなこって…。
忘れてると思うけど私れっきとして前世炎柱が最推しだったからな？そんな最推しが？同僚で？あまつさえ自分の弟だって事よ？？

顔が良すぎて顔が良い(は？)最推しを毎日間近で見られるとかやだ…私本気で刺されちゃう…(テンションが戻ってきた人)

……まぁ極一名刺してきてもおかしい人がいるんだけどさ(フラグ)

因みにだが、あの悪夢騒動は無事解決した。
なんでも、杏寿郎が夢の中にまで入って引き摺り出してくれたらしい。
本当に感謝してもしきれない。

情報量が多かったのか全く持って覚えてないが、何かトラウマを克服したのは覚えてる。

……それも、杏寿郎関連の奴だ。

起きた時杏寿郎の爆音ボイスでもっかいおねんね(意訳)したのは割と記憶に新しい。
その後、しのぶの部屋から出てきた杏寿郎が｢よもも…(しょぼしょぼ)｣しか暫く鳴かなくなったけどなんかあったのかなぁ(すっとぼけ)

…ま、まぁそれは置いておくとしよう。

兎にも角にも、最近はつい最近の喧騒が嘘に思える程平穏で平和だ。
姫柱が失脚して、残った姫柱派の隊士達も全体から大バッシングを受けたのか最近はあまり見かけない。

見かけても、いそいそと逃げてしまうだけだ。

前までの態度は一体何処へやら……ま、気にする義理など無いけども。

自分が選んだ道だ、自分で歩け。

私は知らん。

冷たいように見えるかもしれないが、これはこれで結構落ち着くやり方だ。
離反するのも楯突くのも勝手だが、何かあった時の責任はそっちで取れ……的なスタンスだ。

文句など知らんわ、だってやりたい事やったんだから満足なんだろ？

『……ハァ、たくっ…』

大人しくなったら大人しくなったで、ほぼほぼ謝罪の一つもしてこなかった隊士達を思い浮かべ思わず投げやり気味にため息を吐いてしまう。

煉｢姉上、どうしました？まさかまた体調が…｣

『いや、ンン。
大丈夫だよ、気にしないで』

煉｢むぅ…｣

駄目だな、やっぱり気にしてしまう……事実上はもう鬼殺隊では無いのに。
…でもまぁ、もう大丈夫だろう。
姫柱は鬼殺隊、私はもう違う。

だから隊の規則で私を貶め、捌くことは難しいだろう。

今までもほぼそれ関連で実害は無かったし、心配する必要も無かろう。






……なぁんて、タカをくくってたのがよく無かったのか。




姫柱が、失踪した。

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