【鬼滅の刃】煉獄さんの姉に転生したら悪女に文句を付けられた件について。

【参】私の愛しい家族達。 ページ4

夢主side

煉｢ねぇね！ねぇね！あぅ〜！｣

『おや、どうしたんだい杏寿郎？』

煉｢ねぇね、好きー！｣

『ふふ、私もだよ』

無理尊い(遺言)

あの後無事に回復した私は、現在進行形で推しの愛おしさを噛み締めている。
あのふくふく頬っぺが柔らかく色付くだけでもう駄目だった。

我がオタク生涯に一遍の悔いなし…。

……え？序盤と雰囲気がどことなく違うって？

んー、何というか…血筋の関係…かな？何というか、私は母上である瑠火さんに大分性格が似通っているらしい。

沈着冷静な口調も、柔らかな物腰もそっくり。

表情は幾らか変わるものの、やっぱりお堅い。

序盤、かなりお堅い雰囲気だったのは記憶を思い出した直後だからと私は密かに考察している。
今では結構前世の私と馴染んでいるものの、口調とかはやっぱりお堅い。

でもオタク精神は変わんないんだよなぁ〜〜〜は〜〜〜オタ活楽し〜〜〜ッ！！()

冨岡さんと若干路線は違うものの、やはりあまり口数が多い方では無いらしい。
そこら辺も瑠火さんの遺伝子…だが煉獄家の遺伝子とはやはり流石である、眉は辛うじて瑠火さん似なものの髪色や瞳の色はまんま煉獄さん達と一緒である。

『母上、父上は息災ですか？』

瑠｢はい、物凄く任務に精を出していますよ｣

『そりゃあ良かった』

やはりというか何というか……数十年分の記憶を一度に引きずり出した影響故か、私は随分眠っていたらしい。

あの夢の直後、父上こと槇寿郎さんが折角のご尊顔を涙でぐっちゃぐちゃにしていたので結構引いた。

結果的に瑠火さんに拳骨を食らっていた、母上つおい。

『杏寿郎、ほら、おいで』

煉｢あい！ねぇね！｣

『ん゛ぅっ』

瑠｢杏華？｣

『いえなんでもありません』

危ない危ない……表情筋があまり動かないとはいえ、大事な家族に醜態を晒すところだった。
オタクは隠した方がいい、うん、杏華知ってる。

棲み分けは大事。

お互い節度を持って行動しないとね。

しかし、まぁ……幼少期の最推しは言わずもがな可愛いの権化な訳で…。

『てぇてぇ(遺言)』

バターンッ

瑠｢杏華？！｣

煉｢ねぇね！｣

煉獄家の長女、煉獄杏華は尊いの過剰摂取で見事ご臨終致しました()


とっぴんぱらりの((


その後駆け付けた槇寿郎さんのご尊顔と瑠火さんと杏寿郎のべらぼうにいい顔が眼前に迫り再度気絶するのがワンセットでございます()

【肆】稽古をしよう！→←【弐】確かに、思い出した。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す