009 ページ10
…何故、帰らない。
机の上にプリントを置いたであろう音がしたし。
もう、ここに用はない筈なのに。
何故だ。
.
美「まだ、熱あるのかな…」
.
おでこに冷たい手の感触。
美勇人くんが私に触れている。
そう理解した途端、
顔に熱が集まって。
美勇人くん、私を見ないで下さい。
今絶対顔赤いから。
.
美「藤田、早く来いよ。
お前がいないとなんか…つまんないし。」
.
美勇人くんの声は
いつもより優しくて穏やかで。
それから数秒して。
私の唇に、何かが触れた。
.
美「じゃあまたな、A。」
.
扉がパタンとしまる。
自分の唇をなぞってみると。
まだ熱を帯びている。
さっき触れたのは、
間違いなく人の唇。
…美勇人くんの、唇。
.
「意味、分かんない。」
.
ドキドキが止まらないのは
きっと気のせいだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 957人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リリー - 林翔太くん (2015年12月25日 0時) (
レス) id: 3b055ed92b (このIDを非表示/違反報告)
ほたる - 私も 美勇君人大好き (2015年1月14日 16時) (レス) id: 2858872f93 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃愛 - メロンさーん。「ごうなき」じゃなくて、「ごうきゅう」ですよ？ (2014年6月27日 22時) (レス) id: 9584fbdc5e (このIDを非表示/違反報告)
メロン(プロフ) - みーさん» 私も美勇人くん大好きです(^o^)/ 機会があれば続編書きたいなー、と思ってます！！ (2014年6月22日 14時) (レス) id: 046f6c7aa1 (このIDを非表示/違反報告)
メロン(プロフ) - みっちょんさん» 楽しい時間だなんて… 嬉しいです(o^^o)最後まで読んでくださって、ありがとうございました！！ (2014年6月22日 14時) (レス) id: 046f6c7aa1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メロン
| 作成日時：2014年5月18日 18時
