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4月1日、
朝から木兎さんと手を繋いで歩く彼女を見つけた。
声をかけようかと思ったが
俺はその様子を静かに見つめて
幸せそうな二人の後ろ姿をスマホで撮っておいた。
あとで彼女に送ってあげよう。
教室についてから、
斜め前の席の彼女に声をかけた。
「見て、幸せそうだったから撮っておいた」
そう言ってさっき撮った写真を見せる。
「えっ、……ふふ、うふふ」
「A気持ち悪いよ」
相当嬉しかったのか、ニヤケが止まらない彼女。
「ごめん、嬉しくて。赤葦ありがと！」
「どういたしまして。幸せそうでよかった」
そう言うと、嬉しそうにニコッと笑う彼女。
少し高鳴る胸を抑えて
この気持ちに蓋を閉めるように
俺も彼女に笑い返した。
「赤葦も好きな人できたら言ってね！私が一番に応援する！」
何も知らないで、純粋にそう言ってくれる彼女に伸ばしかけた手を引っ込めた。
「ありがとう」
「ううん！赤葦はいつも私のこと励ましてくれてたもん。きっと赤葦がいなかったら私告白できなかったよ」
そんな、眩しい顔をしないでほしい。
応援しているのに、
彼女が幸せそうで俺も幸せなのに、
「それならもう安心だね」
胸が、苦しい。
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狂魔(プロフ) - 最高でした！感動をありがとうございます！ (2018年2月9日 23時) (
レス) id: 644d6fc42d (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あや(プロフ) - 読ませて貰いました(´；ω；｀)こんなに感動するなんて…短いのに感動です!! (2018年2月7日 17時) (レス) id: fab371d7ac (このIDを非表示/違反報告)
雨宮さん(プロフ) - 感動をありがとうございました.....！！泣 (2017年4月30日 23時) (レス) id: 5399fc84a9 (このIDを非表示/違反報告)
り。(プロフ) - 最後の言葉にずしん。となにか心に来るものを感じました。とてもすてきです！！ありがとうございます！！ (2017年4月15日 18時) (レス) id: 36bb0a795e (このIDを非表示/違反報告)
かっすー(プロフ) - 切なくていい話でした・・・赤葦くん好きだぁぁぁぁ (2017年4月7日 13時) (レス) id: 28120578a2 (このIDを非表示/違反報告)
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