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中学三年生のとき
俺たちは受験で あんまり遊んだりもしなかった。
連絡も取り合うことが減って
少しぎくしゃく、周りには自然消滅だなんて言われていたけど
まあ 俺はずっと好きだったよ。
俺は なんていうけど
彼女もずっと俺のこと好きでいてくれたのを知っている。
「絶対一緒に受かろうね」
受験前 彼女がお守りをくれた。
そうそう
今もずっと大事に持ってるっていったら
またふにゃりと笑ってくれたよね。
連絡を取りあわないあいだ
俺たちは勉強に必死だったけど
たぶん 彼女のこと考えない日はなかった。
彼女もそういってくれたからきっとお互い様。
卒業式の日
頬をほんのり紅く染めて
「第二ボタン、ください……」
と 恥ずかしそうにいってくれた。
思わず反射的に抱きしめて
離したくなくてただその腕に力を込めて
「すきだよ」
「……うん、私もずっとすき」
俺の好きな 愛嬌のある笑顔を見せた彼女に
自然と緩んだ頬。
「京治ってやっぱり かわいい」
一年の時と同じようにそう言う彼女に
少し拗ねてたことは秘密だ。
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たまき(プロフ) - さいっこう。 (2018年3月7日 21時) (レス) id: 82b66eaba4 (このIDを非表示/違反報告)
シュウ - 赤葦めっちゃ好きだ、すごい良かったよ〜!! (2018年3月7日 19時) (レス) id: 567ddb46ed (このIDを非表示/違反報告)
灯彗(プロフ) - あーちゃん素敵な赤葦ありがとう!ほんとにほんとに嬉しいです!!赤葦くんのストレートなところとか、ふたりとも一途なところとか、読んでてとってもほっこりしました!ほんとにありがとう、これからもよろしくね! (2018年3月7日 13時) (レス) id: bc94ad252b (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ:http: 作成日時:2018年3月7日 0時