* ページ2
「えー、じゃあここ、赤司。答えてみなさい」
「はい。3です」
「正解だ。この通り、ここは……」
今日もいつも通りのカツラを被りながらめんどくさい数学の授業を進めるのを見つめながら、私はぼんやりと考えていた。
何を考えているかって?……もちろん赤司様のことである。
みなさん聞きました?「はい。3です」って!
あれだけの言葉であれだけのイケボ!ヤバいよ流石私の赤司様。
もう私、「はい。3です」になりたいよ。いやっ、赤司様のベッドかな?いや、やっぱ制服かな!
結論を言うと、赤司様は今日もイケボ。
「じゃー、ここ、園原!」
赤司様のことを考えているとズラ先生に邪魔された。
ってかあそこ地味に難しいじゃん。どんまい園原さん。……って私じゃん!
「はい。6です」
「正解だ」
私は天才だから、考え事していてもだいたいは解ける。
いや、夜にちょっと復習したり予習したりしているから完璧人間じゃないんだけど。
……ま、性格がアレだしね。ちゃんと自覚しています。
キーンコーンカーンコーン……
「……ということだ。ちゃんと復習しておくように」
そんなことを考えると、いつの間にか授業は終わっていた。
あぁ、簡単でつまらなかったな。
まぁ、いつもだけど。
いや、いつも赤司様のイケボを聞けるのは良いことだ。
そういや、赤司様ってバスケ部なんだっけ。
黒子君も……。
いっそのことバスケ部に入ってみようか。女バス?……めんどいな。
マネージャー?……めんどいな。
そういや前もこんなこと考えたっけ。だけどめんどいからって……。
それに前はこんなに赤司様愛が弱かったからだ。
今なら、赤司様愛でめんどくさい症を治せる!……はず!
でもな、周りの方から嫌がらせこないかな。
……いや、マネージャーは何人かいたはず。
大丈夫、大丈夫。
思い立ったが吉日。赤司様に声をかけてみよう!
1人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みーみ(プロフ) - 魔理沙さん» 表はツンデレです!詳しく書いていただいて、今度はストーリーも頑張ってみようと思います。コメントありがとうございました! (2015年5月18日 18時) (レス) id: 6a137fbbbb (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙 - まさかの夢主変態。新感覚というか、キャラの設定が工夫されていてとても面白いです! (2015年5月17日 19時) (レス) id: 70cdbe6481 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みーみ | 作成日時:2015年5月17日 18時