赤く熟した桃

ともき×あいら〜入れ替わり編〜 ページ16

あいら『ちょっ…ま、待ってよ！意味分かんないよ！』

ともき『俺の事みゆちゃんの前だと鬼って呼んでるんだよなぁ？あいらちゃん？』

あいら『ちょ、や、やだなぁ！それはあだ名みたいなもんで…！』

ともき『あだ名ねぇ？その由来は何かな？お膝の上で詳しく聞こうか。』(捕まえてソファーまで連れていく)

あいら『ひぃぃぃ！ごめんなさぁい！』

ともき『さて、由来は？ほら言ってごらん？』
(膝の上に乗せてスカートの上から急かすように叩く)

あいら『や…あ、あのね？怒んないで聞いてね…？』

ともき『何言ってんの？もう怒ってるから大丈夫だよ？だから言ってごらん？』

あいら『……いっぱいお尻…叩くから…鬼だって…みゆに言いました…』

ともき『ほぉ…じゃあいつもどうしてそんなに叱られてるのか分かってないんだ？』

あいら『ち、違うの！みゆだってそう呼んでるし…！それにね？なんて言うか…ほら！鬼ってさ、怖い物の代名詞じゃん！？』

ともき『みゆちゃんの話しはさておき…俺そんなに怖いってこと？』

あいら『そうだよ？』

ともき『じゃあ誰のせいでこんなに厳しくなってるか分かってる？』

あいら『それは…』

ともき『俺は基本的には口頭注意のはずだし、何回か警告もしてるはずなんだけれど……なぁ？』

あいら『ご、ごめんなさい…反省してます…』

ともき『反省してたら陰でコソコソ鬼なんて言わないと思うなぁ…どう思う？』

あいら『もう言わないからぁ…！あいらが悪かったです！ごめんなさい！』

ともき『そんなごめんなさいは要らない。』

バシッ!!

あいら『やぁぁぁん！だって悪い事したらすぐ謝りなさいっていつも言ってくるのともきじゃん！だから謝ったのにぃ！』

ともき『俺は心がこもってないって言ってるの。』

バシッ!!
あいら『ひっ！そんなの横暴だよ！意地悪！』

ともき『……それが本音か？』

あいら『や、ちが…』

ともき『あいらには他にも色々お話し聞かなきゃいけないみたいだからなぁ？』

あいら『それならここから下ろしてよ！』

ともき『逃げるからダメ。』

あいら『じゃあ答えないもん！』

ともき『お尻真っ赤になる覚悟あるならどうぞ？』

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