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この屋敷に来て半年が経った。
その間に気づいた事がある。
私は善逸くんが好きだ。
私がここに初めて来て、初めてご飯を食べて、
嘔吐いたあの日、
禰豆子ちゃんと言う子を紹介された。
彼女は炭治郎くんの妹で、
唯一の生き残った家族らしい。
しかし、彼女は鬼となった。
「大丈夫。
鬼だけど禰豆子は人を喰べたりしないよ」
私が恐怖しているのを察したのか、
炭治郎くんは優しい声で言った。
そうは言っても恐怖は消えず、汗が垂れてくる。
「少し外に出ようか」
汗ばんだ手をつかみ、外に出ていく炭治郎くん。
善逸くんは禰豆子ちゃんを見るや否や、
「禰豆子ちゃぁぁぁぁぁーん!」
と言って、風のようなスピードで走っていった。
その声を聞いた炭治郎くんは、少し微笑んで言う。
「善逸は禰豆子の事が大好きなんだ。
兄ちゃんとしては複雑なんだけどね」
ズキン。
心が痛んだ。
でも、その感情に気づくのはもう少し後。
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らら。(プロフ) - だいふくさん» 最後の方ぐだぐだですみません!新しい作品も書いてるのでよかったら読んでみてください♪ (2019年9月24日 18時) (レス) id: cb640d9e01 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく - えっ、完結しちょる!?ごめんなさい……面白かったです!!すいませんんんんん (2019年9月24日 13時) (レス) id: f0b20f7732 (このIDを非表示/違反報告)
だいふく - ええー……もー……好き((突然すいません。とっても面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年9月24日 13時) (レス) id: f0b20f7732 (このIDを非表示/違反報告)
らら。(プロフ) - カナリアさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年9月11日 13時) (レス) id: cb640d9e01 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください! (2019年9月11日 11時) (レス) id: 0cf1c80018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らら。 | 作成日時:2019年9月10日 7時