嫁いだ先は2【波羅夷空却】

嫁ぎ先42 ページ7

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ん...朝か...

6時...いつもより遅く寝たからやっぱり起きるのも遅くなっちゃったな



十四はまだ寝てるし起こさないどこ

空却さんは...





...音楽、聞いてる

あの音漏れ全開のイヤホンで



昨日のことも話したいので、私は空却さんの付けていたイヤホンを片方取った






｢っ！｣



『おはようございます。空却さん』



｢...なんだよ｣



『昨日からずっと不機嫌じゃないですか。このままじゃせっかくの旅行が台無しです』



｢そりゃ悪かったな。イヤホン返せ｣



『嫌です。なんで不機嫌なのか話してください』



｢...｣




空却さんはバツが悪そうな顔をして、もう片方のイヤホンを外した

そして私の方に向いてくれた





｢...昨日のお前の後輩、拙僧の、ダチ、の弟だったんだよ｣




ダチと言う言葉はすこしどもっていて

きっとその人がこの前言ってた喧嘩別れした人なんだな


なんだか申し訳なくなってしまった







｢それでその、ダチ、の事、色々思い出しちまって、考え事してただけだ。せっかくの旅行なのに空気悪くしてすまねぇな｣




『いえ、そんな...私こそ無神経に色々言ってごめんなさい...』



｢...こっち向けよ｣





空却さんにそう言われ、俯いていた頭を上に上げた



すると頭になにか触れる感触がした

それが空却さんに頭を撫でられていると気がつくのにそう時間はかからなかった






｢心配してくれてありがとな。今日はちゃんとするからよ、許してくんねぇか｣




『...もちろんです。今日は3人でいっぱい遊びましょうね』






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その頃


｢(ひぇ〜！！自分がいる時にやんないでほしいっす...恥ずかしい...)｣



中々起きるタイミングを掴めない十四

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