嫁いだ先は2【波羅夷空却】

嫁ぎ先48 ページ13

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十四side




｢こんにちはー！｣




気持ちのいい土曜日

今日は空却さんとの修行の日




いつもならすぐにAさんが開けてくれるけど、今日は遅い

ちょっと早く来すぎちゃったっすかね、、







そう思っていると、ガチャっと門が開き身支度が途中のままのAさんが出てきた






『ごめんね十四くん遅くなっちゃって...どうぞ入って』




｢お邪魔しますっす.......あの、何かあったんすか？｣



『うんん、なんでもないの』







そう言うAさんはいつもと少し違って見えた


なんか...こう...怒ってる感じが...







｢おいA！！！拙僧の洗濯物だけやってねぇのはどういうことだ！！！｣







寺の中から寝起きっぽい空却さんが出てきた


空却さんがAさんに怒ってる！？


人一倍Aさんには優しかったのに...！？









『だから！次ティッシュ入れたまま洗濯物出したらもう空却さんの洗濯はしないって言ったじゃないですか！！』



｢あれはたまたまだ！！！本当は入れるつもりなかったっつの！｣



『現に入れたまま出してるんですから同じですよ！！過程なんて関係ないです』







け、喧嘩！！！

ど、どうすれば...！いつも喧嘩とは無縁な2人なのに...！！






｢あ、あの...喧嘩は良くないっすよ...｣



『あ、ごめんねうるさくて...。雑巾がけ今日は私とやろっか』



｢おい、朝飯まだたろうが｣



『誰かさんに朝から喧嘩売られてそんな暇なかったんで』



｢てめぇなぁ...！！！｣






ふえぇぇ、、また始まっちゃった...

でも自分が前来た時は普通だったのに、、






『十四くん、向こう行こっか』



｢あ...！は、はいっす...｣







来たばっかりだけど帰りたい...

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