嫁いだ先は【波羅夷空却】

嫁ぎ先27 ページ28

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『これって...』



｢お、起きたか｣




台所へいくと、空却さんが夕飯を作っていた

味噌汁と唐揚げ...






『美味しい...』



｢おい！つまみ食いすんじゃねぇよ！｣



『これ全部空却さんが作ったんですか？』



｢...まぁ、さすがに任せすぎたからな｣





なんか今日優しいな、、

両思いって知って意識しちゃってるだけなのかもだけど


味噌汁作ってる背中がとても愛おしく感じてしまって






思わず後ろから抱きついてしまった





｢どうした？｣



『.......好きだなぁって』



｢...今朝聞いた｣



『今まで好きだなって思っても、こうやってスキンシップ取れなかったので』




｢.......｣






...さすがに気持ち悪かったかな


空却さん黙っちゃった



そう思っていると、空却さんは火を止めてこっちに振り返った








『どうしまし...んっ...』




今日2回目のキス


今度は少し長い




長い、し




深い方...








『ぷはっ、、』




｢こういう事ももう我慢しなくて良いもんなぁ｣





悪い顔するなぁ...


そこも好きなんだけど






『でもお義父さんがいる前では控えてくださいね』




｢さすがに親父の前ではやんねぇよ。見られたくねぇしな｣









『じゃあご飯にしますか！そういえば空却さんの手作り初めてですね』



｢味には自信あっからな！たくさん食えよ！｣




『はい！いただきます』

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