嫁いだ先は【波羅夷空却】

嫁ぎ先19 ページ20

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そろそろお昼の時間だけど...




まだやってるなぁ、、、





『空却さん、お昼ご飯どうします？』


｢お、もうそんな時間か。十四ー、終わりにしていいぞー｣


｢はいっす〜、、｣





結局空却さんはひたすら十四くんに寺の掃除をさせていた

これ普段からやらされてるとしたらまじで可愛そすぎる






｢昼飯はなんだ？｣


『十四くんは特にお腹すいてると思ったので、大量に焼きそばを作りました』


｢わぁー！！いただきます！｣




十四くんすごい食べてくれるなぁ

どうしようほんとに弟に欲しい


どんな教育受けたらこんなに純粋に育つんだろう






｢.....おい｣


『...？はい』




そんなことを考えていると、空却さんが小声で話しかけてきた





｢...いつの間にあいつと仲良くなったんだよ｣





仲良く...？

あ、下の名前呼んだからかな





『空却さんがお手洗い行ってる間に少しお話したくらいですけど...』



｢...そうかよ｣






空却さんはそう言って黙々と焼きそばを食べ始めた


やっぱ出会って初日に友達と仲良くなられるの嫌だったのかな...

ていうか下の名前呼んだだけでまだそこまで話出来てないし、、






｢はー！！美味しかったっす！ご馳走様でした！｣


『もう食べたの！？早いね十四くん』




気がついた頃には山盛りになっていた十四くんのお皿は綺麗に空っぽになっていた






｢Aさんの料理すっごく美味しかったっす！また食べさせてください！｣


『えー嬉しいなー、今度はもっと美味しいの作るね』



｢楽しみにしてます！あ、じゃあ自分そろそろリハーサルあるんで帰りますね｣



『あ、そうなんだ。気をつけて帰ってね』



｢はい！空却さんも、ありがとうございました！｣



｢...おう｣






一瞬で食べて一瞬で帰っちゃったな


今度はもっと話したいな




｢...｣

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