検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:1,608 hit

☆天鵞絨駅 ページ3

何かを思い立って
歩き出してみたはいいものの

どこに行こうかなんて
宛は全くもって決まってない。



ザワザワと流れる人の波。





『 … なんでもいい』



そう呟き
この人の波に流れてみることにする。






《ねぇねぇ “ビロードウェイ” 行ってみない ?》




人の波に流れている中で
不意に聞こえてきた初めての言葉に耳を傾ける。




( ___ ビロードウェイ…)






一気に興味が湧いた。



なんとなく
その話をしていた2人組について行ってみよう



( ___なんか、ストーカーみたい…)




なんて思いながらね。





























( ___ って…電車乗るのかよ…)




付いてきたはいいものの
“ ビロードウェイ ”というのはここから遠いらしい。





一気にめんどくさくなる自分。




( それでもいいじゃん。一歩進んでみるんだろ。)


そう強く自分に言い聞かせる。




電車に乗り込むと流れてくる音声。



「今日の占い〜…」




( 占いねぇ… )





「今日の1位は … かに座のあなた !」




『 おっ…ラッキー 』



なんて呟く。
こうみえて占いとか 信じちゃうタイプなんだよね。




「初めてのことに挑戦してみると何かいいことがありそう ! 積極的に挑戦してみよう !

ラッキーパーソンは “ フライヤー ” だよ !」




( ___ フライヤーってなんだ ? 揚げ物 ?)



なんて考えてたら
“ ビロードウェイ ” に着いたらしい。




追ってきた2人組に付いて電車を降りる。








『 ___ 天鵞絨駅(びろうどえき)




駅を出て辺りを見渡す。

駅には沢山の広告みたいなのが貼られていた




何かよく分かんなかったけど
凄くドキドキした。




( 結局 “ビロードウェイ” ってなんだったんだ… ?)




他のことに夢中になってたら
さっきの2人組を見失っていた。




『…最悪。詰んだ。』




また一気にやる気がなくなる。


おもむろにスマホを取り出し、ゲームを始める。






『…ゲームは僕を見捨てない』




なんて呟く。


そうだよ。僕、廃ゲーマーだから。








駅の隅っこに座ってゲーム開始。

☆聖地→←☆プロローグ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:A3! , 愛され , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:肉まん | 作成日時:2018年10月19日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。