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ボールは天井に向かって蹴られた。
Aは勢いよく不動の組んだ腕に乗り、不動は腕の力で軽々とAを高く飛ばす。
Aは一回転し、その間に不動も飛ぶ。Aは一回転の反動で、不動はオーバーヘッドでボールを同時に蹴る。
すると、金色に輝いた鷲がボールと共にハイスピードで飛んでいく。
「「アルタイル！！」」
不動とAの新必殺技が炸裂し、ボールは凄まじい音をたてゴールに突き刺さった。
着地した二人は口をポカンと開けている佐久間、風丸、源田の方を向いた。
「ど、どうしたんだ！？いつの間に...」
いち早く立ち直った風丸が聞く。
三人が驚くのも無理はない。必殺技を作ると決めたのは昨日なのだから。
「俺とこいつじゃ、こんなの朝飯前だ。」
不動がAを親指で指しながら言うと、Aは慌ててあくびを左手で隠した。
「お、お前ら...今までこの必殺技を隠してたわけじゃないよな？」
佐久間がオロオロと二人に問いかける。
「まさか、隠すわけないじゃないですか。」
佐久間の問いにAが答える。今度は不動があくびをする番だった。
佐久間は戸惑いつつも、「そうか」と納得したようだ。
「いいシュートだ。
しかし、二人とも眠そうだな？」
源田の鋭いツッコミにAの肩が思わず跳ねる。
不動は素知らぬ顔をし、「知らね」とフィールドを出ていった。
Aは疑い始めた三人に向かって、首をブンブンと振った。
「な、なんでもないです！」
三人の目線に耐えきれず、Aは着替えてきまーす！と、足早にロッカールームへと向かった。
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アルタイル
不動とAの連帯技である必殺シュート。
意味:アラビア語で「飛翔する鷲」夏彦星と呼ばれる星の名前でもある。
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目玉焼き隊隊長(プロフ) - 初めまして、ありがとうございます！読みやすいと言われるのは初めてで、すごく嬉しいです！更新、頑張ります！ (2019年12月9日 21時) (
レス) id: 1a796aba38 (このIDを非表示/違反報告)
ユイ(プロフ) - 初コメ失礼します！小説の内容がめちゃめちゃ読みやすくて好きです…！更新これからも頑張ってください！ (2019年12月9日 18時) (レス) id: 6ae36e2f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：目玉焼き隊隊長 x他1人 | 作成日時：2019年10月10日 18時
