二話 ページ4
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探偵事務所についたところで立ち止まる。蘭さんが、髪の毛を耳にかけ手を振った。
「じゃまたね。あ、それとも上がってく?」
蘭さんは事務所の方を指さし俺に聞く。んー、ぜひともお邪魔したいけど。
『いや帰るわ。ひさしぶりに部屋の絵が描きたいし。ありがとうね』
あ、言ってなかったけど、俺は美術専門の名門高校に通ってるんだぜ!すげえだろ!!
ということで、俺は蘭さんと別れることにした。
家の前に立つと、何だか家が大きく見えた。だよなぁ、高崎(友人)の家、ボロアパートだったもんなぁ。
いや、居候させてもらってたのに失礼か。俺は生活用品と二日分くらいの着替えが入っているスクバを肩にかけた。
.......重いな、このスクバ。肩凝ったわ。
つーか、はやく入ろ。なんか、人んちの前にたむろしてる奴みたいだし。空き巣に思われたら面倒だし。
あれ、リビングの電気、ついてね?母さん帰ってきてんのか?そんな連絡なかったけどな。
まあいいや。あの人、自由人だもんな。
──ガチャ
『ただいま〜』
玄関に入ると靴があった。いやいや靴があるのは変じゃないんだけど。見慣れない男の靴。
父さんのか?よくよく、見てみるとデカイ靴だ。おー、俺なんか比べもんになんねぇな。
因みに、おれ、24cm。小さいのは重々承知。何てったって、身長も低いしな!166だった気がする!
余談だが兄貴は174。双子なのにこんなに違う。くっそー!抜かしてやる!!って今、縮んでたんだ兄貴。
「.......どちら様で?」
『いやー、もう少し足が大きくなればなーって....
どちら様で?』
だ、だ、誰だよぉぉぉぉ!!!!!!!
眼鏡が全反射だよぉ!!鏡もビックリだよ!?
「あ、Aくんですか?」
『んぬ!!!』
この人、おれの名前知ってるぅ!!!!
でも、俺この人シラナイ!!
「申し遅れました。沖矢昴です」
『ぱーどぅん?』
母さん、父さん。それから兄貴。どうやら家には空き巣が住み着いてるっぽいです。
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目玉焼き隊隊長(プロフ) - みひろんさん» ありがとうございます!修正しつつ更新となりますので、のんびりお待ちいただけると嬉しいです! (2021年4月30日 16時) (レス) id: eeaf961965 (このIDを非表示/違反報告)
みひろん(プロフ) - お初のコメント失礼します。作品を拝見させて頂きました。楽しくて楽しくて♪次の更新が待ち遠しいです!これからも応援しています。 (2021年4月24日 23時) (レス) id: 3625b37890 (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - ありがとうございます!のんびり気まま更新ですが、お願いします! (2019年5月28日 23時) (レス) id: 1a796aba38 (このIDを非表示/違反報告)
ナシ(プロフ) - 面白くて一気に読みました!更新がんばってください!応援してます!! (2019年5月28日 22時) (レス) id: 9c83a487c9 (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - ありがとうございます!いつまに、こんなに伸びて.......って感じです(笑) (2019年5月18日 21時) (レス) id: 1a796aba38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:目玉焼き隊隊長 x他1人 | 作成日時:2019年5月16日 12時