うちはシスイだし【３】 ページ7
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慌てて謝るサスケをなだめていると、シスイお兄ちゃんが「ハハハッ！」と楽しそうに笑った。そして私とサスケの目線に合わせ、手を膝に置き体を屈めた。
「ほら、遊びに行くんだろ。ミカドはとりあえず着替えなきゃな。」
シスイお兄ちゃんは優しい声色で、言い聞かせるように言う。幼児の扱いに長けている様だ。
そういえば着替えてなかったな。掃除に朝ごはんで忙しくて忘れていた。ダボダボのTシャツは「今さっきまで寝てました」というようにクシャクシャになっている。
『うん。ちょっと待ってて欲しい……ってばね』
私はそう言うとドアをパタリと閉め、部屋へと戻った。危ない危ない。また口癖を忘れるところだった。
ドアの向こうから「ミカド、変なのー」というサスケの可愛い声が聞こえる。
先程、衣類をしまったタンスを開ける。依然として男物しかない。
でも何とかして可愛くしてみせる。この金髪碧眼ロリを活かしてみせる。私の親友、自称ファッションリーダー萌子の名にかけて！
鏡の前でビシッと人差し指を前につきだす。やだ。無表情のままだ。仕方ない。日々使ってこなかった表情筋は、急には作動してくれないものだ。
『これと……これ。』
私は他のものに比べると、少しはガーリーなTシャツとハーフパンツを取り出し着替え始めた。
『やっぱり、ちょっと大きいな。』
鏡にはダボッとしたTシャツを着ている女の子がいる。コレはコレで可愛いけど。Tシャツの裾は縛った方が可愛いよな。
『これでよし。……うん、上出来。』
私は鏡の前でターンを１回決めると、私を待っているであろうシスイお兄ちゃんとサスケの元へ向かった。
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目玉焼き隊隊長(プロフ) - 枝豆さん» 枝豆さん！コチラにもコメントありがとうございます！！若人シリーズも更新し続けて行きますよー！私も現実逃避で作品書いてます(笑)お互い頑張りましょう！ (2020年8月30日 3時) (
レス) id: 042e634d32 (このIDを非表示/違反報告)
枝豆(プロフ) - またまた新作品…！更新頑張ってください！…あぁ…私もテスト勉強なんて放って異世界に行きたいなぁ……。 (2020年8月30日 2時) (レス) id: dc63b94e68 (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - レイさん» コメントありがとうございます！これからも"見やすく丁寧に"を心がけて、執筆していきたいと思います！応援ありがとうございます！ (2020年8月28日 19時) (レス) id: 042e634d32 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - すっごく素敵な作品に出会ってしまった！！！文章とかも綺麗で、凄く見てて楽しいです！文章からでもわかる可愛さとか。更新頑張って下さい！応援してます！！！！！ (2020年8月28日 17時) (レス) id: 14eabaed29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：目玉焼き隊隊長 | 作成日時：2020年8月27日 16時
