聞いてないけどやるしかない【NARUTO】

成り代わってるし【１】 ページ2

＊

昨日、いつもと違うことはなかったと思う。


いや、一つ違うとすれば英単語テストが控えていて『勉強してない…ヤバい、異世界行きたい』とか意味不明なことを考えていたことくらいか。





朝、起きてみると見慣れぬ金髪の髪が肩からサラサラっと落ちた。
寝てる間に金髪にしてみましたとか、そういうドッキリ？シャレになんないよ。





とりあえずグッと体をあげてみれば、いつもより低い目線。








てか、ここ何処だし。目の前には、見知らぬ部屋。見慣れぬ髪に見知ら部屋。ついでに目線は低いと来ている。



まさかまさか、と手を見てみれば……




『小さくなってるし』





某名探偵かよ。でも、私は悪い組織にも関わってないし、怪しい薬も飲んでいない。そもそも昨日は普通に寝たはずなのに。




そもそも、カップラーメンのゴミが放置されてるような汚い部屋が私の部屋のはずがない。私は綺麗好きな方だ。









首をぐるっと回し部屋を見回してみると、部屋の隅に鏡が置いてある。オシャレ女子が持つような全身が映るやつだ。






そろそろっとベッドから降り、鏡の前に立ってみる。そこには足元まで金髪をサラリと伸ばし、青い目をしている可愛らしい少女が立っていた。身長的に5歳くらい…といったところか。







っていうか……薄々気づいていた。この部屋見たことある。この金髪と青い目も。




『うずまきナルトに…成り代わってるし！』





しかも女の子バージョンになってるし。

成り代わってるし【２】→←設定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す