君の隣で青春中 S.S (ページ39)

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『...あの～。』

んっ？

私、話しかけられてる？！

まわり、見渡してもだれもいない...よね？

「えっと、私...ですか？」

『はい。急に話しかけてごめんなさい。』

「いや、全然大丈夫です。」

若干、わたくしは、テンパっております。

『私、今日が初めての講義で

いろいろ分からないことがあって教えてもらいたいんですけど

いいですか？』

もう、入学式終わって１週間過ぎてるのに

初めて？！

「私で良ければ、何なりと！」

『ふふっ。ありがとうございます♪

あっ、名前言ってなかったですね。

私、アリサマーティンです。よろしくお願いします。』

あれっ？中井あやのじゃないの？

「芸能人の方じゃないんですか？」

『あっ、一応中井あやのっていう芸名で

雑誌とか映画にちょっと出させてもらったりしてます。』

芸名？！なるほど。そうきたかっ！(ジャニーズwest風)

「あっ、そうだったんですか。急に失礼なこと聞いてすみません」

『いやいや、全然気にしないでください。

知っていただいてて、嬉しいです。

名前伺ってもいいですか？』

「私は、佐伯れなです。よろしくお願いします。」

『れなさん、ですね。こちらこそよろしくお願いします』

「同い年だから、さん付けなくていいですよ。」

ただ、単にさん付けに慣れてないだけだけど。

『じゃあ、れなって呼ばさせてもらいますね。

私のことはアリサって呼んでください。』

「分かりました！。

けど、呼び捨てなのに敬語っておかしくないですか？(笑)」

『そうですね。じゃあ、タメ語で！』

「うん♪」

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