Snow day. (ページ16)

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《目黒》

今日は今まで貯めてた疲れが一気に出て

体調を崩してしまった。

よりによってライブの日に。

もうそろそろ本番ってこともあって、

体調の悪さなんかどっか行っちゃった

すると舘さんが血相変えて何かを叫んだ。

目「え、なに？」

ラ「やばいんじゃない？！」

深「A？！」

俺にはぼーっとしててよく聞こえてなかったけど、

何やらAに関わることみたい。

みんなが舘さんのいる方向に小走りで使うの見て、俺も立ち上がる

阿「ちょちょ、めめはここにいていいよ。」

佐「あ、蓮は俺と一緒にいよーか。」

目「何かあったの？」

佐「んーちょっとね、」

目「、、A？」

佐「あ、まあ、そうなんだけどね。

蓮は気にすることないよ！」

何か嫌な予感がして、俺も立ち上がって走って

Aの楽屋に向かった。

佐「ちょ、、蓮！！」

Aの楽屋に着くと、目を疑うものがあった

岩「A？わかる？」

深「目あけられる？」

意識を失い、くたっと倒れてるAの姿があった

俺はそれを見て涙を流してしまった。

阿「あれ、めめ。、、なんで来たの」

目「ねえ、俺のせい？」

阿「ちがうから。」

目「だって、今日ずっと隣にいてくれたけど

なんかおかしかったもん！」

阿「目黒のせいじゃないから！」

佐「出よ、蓮。」

目「いや、」

佐「出よ！！って、」

半ば強引に佐久間くんに引きずられるように楽屋を後にした。

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《岩本》

楽屋に駆けつけると、Aは意識を飛ばしていた。

慌てて駆け寄り、肩を抱き、大きな声で呼び掛ける。

岩「A！！！起きて！！」

くしくも、Aは耳が不自由。
どんなに大きな声で呼びかけたとしても、届いている可能性は低い。

だからその代わりに強めに体を叩く

岩「A、お願い。目開けて、、、」

この光景に驚いてしまったのか、康二とラウは涙目。

宮「康二とラウ、ちょっと外で待ってよ。」

見かねた舘さんが2人を気にかけてくれた。

ラ「いや、でも」

舘「今はお兄ちゃん立ちに任せよ。大丈夫だから。」

少しして

『、、っ』

Aはうっすら目を開け、顔のすぐ脇にあった手を少し動かした。

深「A？！わかる？？」

この場にはスタッフさんもかなり集まってきてしまい、ちょっと混雑してる

『な、に？ひと、いっぱいいる』

目はまだ虚ろで、体を拗らせながら言った

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