17人中４番目

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臣side 2022/？




週末合宿当日の昼過ぎ


みんなが集まってるスタジオに
Aを連れてきた


壱馬曰く、とんでもないメニューを
用意してるらしいから
俺も楽しみにしてる





ドアを開けてみんながAを見ると
『キャー』って飛び跳ねて喜んだ


やっぱりすごいな
こいつに頼んでよかった




臣「紹介します
THE RAMPAGEパフォーマーの
五十嵐Aです

今日からアシスタントとして
みんなをサポートしてくれるので

挨拶してください」


「「よろしくおねがいします」」


A「五十嵐です
よろしくお願いします」


臣「お前もやんの？」


A「やります」


臣「怪我しない程度に」


A「はーい
じゃ、始めますね」


・
・
・


A「みんな準備運動大丈夫ー？

怪我した子は我慢しないで言ってね？

今日は厳しいと思うけど
頑張ってついてきてください

厳しいのが嫌な人は
帰ってもらって大丈夫です」





今まで笑ってたのに
この言葉でスタジオの雰囲気が締まった





A「…みんなこのまま
参加ってことでいいね？

吐きそうになったらトイレで吐いてね？

じゃあ、始めまーす」





どんなメニューが始まるのか
ここにいる全員が知らない


ダンスのコーチですら知らない


最初は基礎的な振りをして
見てるからにはそんなに厳しくなさそう


…だと思ってたけど徐々に


きてる






A「手上がってないよー
やり直しー」


A「キレがなーい
やり直しー」


A「遅れてるー
やり直しー」





厳しくなってきて
ついに鬼ゾーンへ


泣き出す子が半数を超え


足が動いてない子がチラホラ


膝に手をついてくたばってる子も
床に座り出す子も出だした


口を押さえてトイレに行く子も数名


ダンススキルが高い子たちも
立ってるのが精一杯


キレがある子はただ1人
みんなの前で踊りながら
レッスンしてるAのみ





「A、やばいですね」


臣「あいつの凄さが嫌でもわかる」






彼女たちがそんな状態で
このスタジオがカオスな状況でも


やめないし
甘やかさない





A「どうしたの？

やるって言ったのは自分でしょ？

限界自分で決めつけたら
伸びないよ？」


A「まだ時間あるけどやめようか？」


「「やります」」





あんな激しいダンスした後でも
軽く3回息整えたら普通に話してる


バケモンだなw

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