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3-7. ページ7

Aside 2022/7




A「あれ?桃いる?」


健太「え?」
陸「いない?」




いい時間になってたからぼちぼち片付けてたら
3人で夢中になってた


健太くんがすぐにテントの外に出たけど





健太「いない」





私たちも外に出たけどやっぱりいない





陸「ちょっと静かにして」





陸が耳をすませてて奥の方に動き出した


健太くんと静かに後ろをついていったら
話し声が聞こえてきて
電話してる桃がいた




健太「まじ焦った」


A「健太くんの気持ちもわかるけど
  あんまり怒らないであげてね。
  仕事の電話だから
  私たちに現実思い出させると思って
  少し離れたんだと思うよ」


健太「…うん」




陸に頭撫でられて
先に2人でテントに戻ってきた


多分健太くんはあの場所で
電話終わるまで待ってるんだろうな〜





陸「Aのそーゆーところ好きだよ」


A「え?」


陸「人の気持ち考えられるのすごいと思う」


A「すごいのかな?癖なんだよね。
  陸の聴覚ファインプレー!」


陸「ご褒美はー?」


A「一緒に洗い物でーす」





陸と洗い物してテント戻ったら
イチャイチャ中の2人がいて
喧嘩とかしてなくてよかったって安心した


みんなのためにも自分のためにも
1人にならないようにだけ、ちゃんと守ろう





A「テント買ってくれたの
  嬉しいけどデカくない?


陸「今はデカいけど
  家族増えたらジャストでしょ?」


A「え?」


陸「毎年来たいな〜」


桃「え、健太くんもその理由?」


健太「それ以外に何があんの?
  子供できてもこれなら大丈夫でしょ」


桃「まって、これはプロポーズなの?」


健太「いや、落ち着いて?
  プロポーズはちゃんとするから(笑)」


陸「結婚する気ないとでも?」


A「頭が追いつかない。
  酔ってんのかも」


陸「落ち着け。Aが酔うわけあるか」


A「え、桃。…プロポーズされた」


桃「頭も心臓も落ち着かせるために家帰ろ?
  非現実すぎて耳おかしくなってるんだよ」


A「うん。帰ろっか」


健太「まて。まじで落ち着け」


陸「飲酒運転で捕まる彼女見たくない」




2人では広すぎるテントの中で
将来のこととか考えちゃって
ウキウキした心を沈めながらなんとか寝れた

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作者名:riku推し | 作成日時:2022年3月20日 1時

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