謎の少女と少年

いつきへの留守電（アーヤside） ページ47

ー男子更衣室ー
田中:「着替え終わったら、
美幸とアーヤ待たずに、行ってろ。
俺は、一応待ってる。
お前達は初めてだから、
コースとか、聞いといた方が良いだろ？」

kz男子:「ああ/うん。」

田中:「体力別だから、
和彦はアーヤと同じだと思う。

急かされる事は無いから、
ゆっくりで良いぞ。」

小塚:「うん。ありがとう。」

ー女子更衣室ー
橘:「完成！」

アーヤ:「ありがとう。」


美幸ちゃんが、
『運動しやすいように』って事で、
ポニーテールにしてくれたんだ！


橘:「男達の反応が、楽しみね。」

アーヤ:「( -_・)?何で？」


チュッ→頬


橘:「さあね？」(不敵な笑み)

アーヤ:「///後は髪だけ？///」

橘:「うん。だから、先に行ってて。
多分、建人が待ってるだろうから、
案内してくれると思う。」

アーヤ:「分かった。」


ガラララッ←片開き戸の音


あ！タオル忘れてきた。取りに行こう。


タタタタッ←足音

スッ←片開き戸に手をかけた音


橘:「もしもし。いつき？」


え？意識が無いんじゃ...。


橘:「昨日は、電話掛けれなくてごめんね。

『新しい学校と塾に行く』って、
言ってたでしょ？

学校は浜田っていう所で、
塾は秀明っていう所なの。
そこでね、友達が7人出来たの。

それで、その人達と昨日から、
お泊まり会をしてるの。
王様ゲームとかして、凄く楽しかったな。

気づいたら、朝の4時だったんだ。
その後、すぐ寝ちゃったから、
電話できなかったの。ごめんね。
だから、今日は2回電話する事になるね。

いつきにも会わせたいな...。

今は、ジムに来てるところ。
さっき言ってた、7人も来てるよ。

その後、建人名義の家に帰って、
お昼食べたら、ショッピングモールに行って、
小泉家に向かうつもり。

僕の事を、話すためにね...。

どんな反応するのかな？
やっぱり驚くのかな？
いつきもそうだったもんね。

でも、あの人達なら受け入れてくれると思う。
まあ、確証は無いんだけどね。

そろそろ、時間だね...。

愛してる。

留守電じゃなくて、
直接いつきの目を見て、言いたいな...。

じゃあね。また今夜。」


毎日、してるのかな？
あ！タオル...。
知らないふりしよう。


ガラララッ←片開き戸の音


橘:「彩？どうしたの？」

アーヤ:「タオル忘れちゃって。」

橘:「...これ？」

アーヤ:「うん。ありがとう。」

橘:「行こう。」

アーヤ:「うん。」


田中:「行こうぜ。」

女子:「うん。」

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