謎の少女と少年

美幸ちゃんは、怒ると恐い（色々side） ページ28

ーアーヤside(数十分後)ー
橘:「建人、読んだ？」

田中:「パラパラとめくっただけだ。
それって...。」

橘:「そう。彩とお揃いよ。」ニコッ

黒木:「姫、お似合いですよ。」ニコッ


そう言いながら、
黒木君は、王子様みたいに、お辞儀をした。


アーヤ:「美幸ちゃん凄い！」

橘:「でしょ？言った通り。」

kz男子:「は？」

橘:「私が彩にネックレス着けてあげた時に、

【貴和なら「姫、お似合いですよ。」って、
王子様みたいに、お辞儀しながら言うよ。】
って、言ったの。

そしたら、予想的中ってわけ。」(ウィンク)

若武:「お前ら知り合いか？」


黒木君と美幸ちゃんは、首を横に振った。


黒木,橘:「ううん。何で？」


ハモった‼
皆も同じ事を思ったらしく、
私達は笑い転げた。



橘:「ハモった事が、そんなに可笑しいかしら？」

上杉:「黒木が誰かとハモるなんて無い！
明日は、豪雨か？」ﾆﾔﾆﾔ

黒木:「上杉、それ以上言うなら、
一発食らわせるぞ。気絶したいのか。」

上杉:「うっ。わあったよ。」


「ハート虫は知っている」の、時みたい。
まあ、上杉君は若武と違って、
言い返してるけど。


橘:「空手か何か？」

小塚:「うん。黒木先生は、空手2段。」

橘:「へぇー。だから、喧嘩強かったんだ。」


シーン


橘:「え？」

kz:「あーっ！！」←大声

橘:「いきなり大声出さないで。
うるさい。近所迷惑。」


美幸ちゃん、怒ると恐いんだ。
これから気をつけよう。


kz:「スミマセン。」←(恐くて敬語。)

田中:「貴和が、大声出すなんてどうした？」

橘:「もしかして、家に来た理由、忘れてたの？」

kz:「はいそうです。」←(同じく。)

橘:「まあいいわ。で？どうするの？」

若武:「2人が、風呂入ってる間に
話し合ったんだけど、
〔オールナイト〕しないか？
男子は、田中以外賛成だ。
『美幸の意見を聞いてから。』だそうだ。」


オールナイトって、何？


橘:「夜通し、徹夜って事。私は、良いわ。
建人、気遣ってくれてありがとう。」

田中:「べ、別に///」

アーヤ:「美幸ちゃんがするなら、私もする。」

若武:「じゃあ、決定な。」

田中:「お前らが、寝る所でしようぜ。」

kz,橘:「賛成。」

田中:「貴和と翼は、手伝ってくれ。
美幸は、ともを頼む。」

美幸:「ok。」

いつき...（色々side）→←美幸ちゃんって、優しい（色々side）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す