謎の少女と少年

転塾生達（アーヤside） ページ2

江川先生:「明日秀明に来たらすぐに、
　 特別クラスに集まれ。絶対に忘れるなよ。」


授業が終わると先生がそう言った。


若武:「何でだ？」

江川先生:「転塾生達が来るからだ。」

アーヤ:「転塾生達って事は1人じゃないんですか？」

江川先生:「ああそうだ。」

若武:「どんな人達で、何人なんだ？」

江川先生:「2人で男女だ。詳しい事はまた明日。
　 転塾生達が来た時だ。じゃあ気を付けて帰れよ。」

若武:「あ、ちょっ(バタン)
　 ちっ、江川の野郎。あーもう！
　 気になるじゃねぇかよ。」

アーヤ:「ふふっ。可愛い。」(ボソッ)


私が携帯を持ってたら絶対に写真撮ってたのにな。


若武:「ん？アーヤ何か言ったか？」

アーヤ:「ううん。なにも言ってないよ。」

小塚:「じゃあ帰ろっか。僕、皆と一緒に帰りたいし。」

小塚以外:「ああ／うん。」


やったー。皆と帰れる！
あっでも皆と居たら目立っちゃうからなー。
あっそうだ！


アーヤ:「じゃあ皆は先に行ってて。
　 私が皆と居る所見られると、目立つし、
　 変な噂が、流れるかも知れないから。」

kz男子-若武以外:「ああいいぜ／うんいいよ。」

若武:「ヤダ！何でだよ。」

黒木:「まあまあ。若武先生。
　 あまり駄々をこねると、coolじゃないぜ。
　 それに、アーヤに嫌われちゃうかもな。」(ボソッ)

若武:「うっ…ああ分かったよ。」(ブスッ)


ふふっ。可愛い。若武拗ねちゃった。
それにしても流石黒木君！
でも、最後の方何て言ったんだろう？聞こえなかったな。
若武以外は笑ったり頷いてたりで、
バラバラだし。本当男の子って分かんない。


アーヤ:「ふふっ。またね。」

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