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Title 7 ページ7

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漫才ライブも終わり、後輩は余韻に浸っている様子

それは会場に居た人皆

あそこが面白かった。とか

ちょっと滑ってた所とか


そんな話してたけど

彼女は別の意味で余韻に浸っていた



躑躅森盧笙のブロマイドを握り締めて眺めてる

ガチ恋かっての





「 盧笙くんが好きなの? 」



「 あれはガチ恋しちゃいますよ!!!!
というか先輩。随分親しい呼び方するんですね…?? 」


「 あ、ぁぁ、いや、ほら、見に行くって言うから
ちゃんと予習しなきゃなって 」





思わず冷や汗が垂れた

確かに興味も無かったやつがいきなり

名前で、しかもくん呼びは可笑しい

こういう所、気をつけないと

ボロが出て過去の事を明かしてしまえば、

間違いなく世間に出回る

大したこと、、、ないのかもしれないけど

出回らないのが一番だし。


今日ライブに来てみて思ったけど

意外とガチ恋してる子多いんだもんなあ


後輩を信用してる、してないの問題ではなくてだな





「 どついたれ本舗の人達
楽屋から出てくるらしいよ!! 」


「 え?マジ??行こ!! 」





何やら辺りが騒がしい

周りの溢れた言葉を拾って察するに

どうやら彼らが普段乗るロケバスが裏で待機されているとのことで

ファンの子達は急いで裏へ向かっている様子


にしても、ガチファンってのは

そういう情報どうやって嗅ぎ付けてるのかねえ





「 行きますよ!!先輩!! 」


「 うん………………、






は!?私も!? 」



「 何言ってんですか!!当たり前です!! 」




私の 行かない という選択の言葉は

虚しくも彼女には届かず

手を引っ張られ、彼らの居るという裏へ

連れて行かれる。


マズイ

ってか普通にマズイ


もし私に気付いたとしたら???

相手からすれば

ただの未練タラタラ女になるじゃん


それだけは避けたい





「 おい、佐藤…!! 」


「 あ!!見えた! 」





耳栓でもしてんのかってくらい

私の言葉を耳に通さない。


そんな悠長なことしてる間にも、彼女は前に進んだ


見えてきたのは人集り。

彼らを一目見ようと多くのギャラリーが既に集まっていて

護衛の人が手で抑えてる。


誰が見たって入り込みたくないし

関わりたくないこの人混み

そんな人集りを掻き分けて前に進むのが

そう。我らが 佐藤 。

そういう所は尊敬する

是非仕事でも活かしていただきたいものだ









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青藍(プロフ) - 最高すぎます…..更新頑張ってください! (2023年1月15日 2時) (レス) @page8 id: fd6ac99b8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミオ 。 | 作成日時:2023年1月13日 3時

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