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Title 6 ページ6

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「 なに、それ… 」


「 何って、グッズです!!! 」


「 そんなにハマってんの?? 」


「 かなりキテます 」





待ち合わせはグリコ下

オレンジを沢山身に纏った後輩が姿を現したのは

ライブ開始時刻の40分前だった



彼らのライブ会場は

それはそれはとても小さな場所だったけれど

始まればそんなの、気にならないくらい

皆笑ってた。


観客の笑い声、眩しいくらいのスポットライト

漫才らしいお笑いライブ

きっと此処が彼らの目指した場所





「 お前だけはッ、死なんといてや盧笙!!! 」


「 なんで俺死ぬ設定なん? 」





面白いよ。あの時より数倍も面白くなってる


でも、それよりも

私にぶつかって来たのはまた別の感情で


テレビ越しじゃなくて、久しぶりに直接彼の声を聞いた

久しぶりに、彼の顔をしっかり見た


思い出すのはまた昔の記憶


やっぱ、来るんじゃなかったかもな





「 笹部、さん??
のわッ!!俺の名前と似とるやん…!!
俺白膠木簓言います。よろしゅうね 」




「 見てみぃA。通天閣ライトアップされてんで 」



「 やめんか!!俺のスーツ皺んなるやろ?? 」



「 なに可愛い事言うとんねん、 」









────「 Aにてっぺん見さしたる 」





見えるよ。白膠木簓

あんたが頂点立ってる姿


泣くつもりで、こっちは来てないっつーの

メイク崩れんじゃん。ばか





「 ちょ、え、先輩!?何で泣いてるんですか!? 」


「 しらない 」





小さなアパートで見た漫才

何の知識もない私にアドバイス求めてきたりもした

終わったあと、絶対心配そうな顔で

「どやった??」って聞くんだよね


そのたびに「面白いよ」って笑ってやると

「せやろ!!」って笑い返すの


関西弁で言うなら








面白(おもろ)いで、簓 」









かな、


知らんけど。








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青藍(プロフ) - 最高すぎます…..更新頑張ってください! (2023年1月15日 2時) (レス) @page8 id: fd6ac99b8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミオ 。 | 作成日時:2023年1月13日 3時

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