この“世”の醜さ、美しさ 続【呪術廻戦】

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なんで、勝手に体が…？！


そんなことを考えているとさっきまでしていた莫大な呪力の塊が近づいていることを思い出した


『君！』




俺は勝手に動く体を無理やりに動かした


そして、ふと思う

さっき、彼が言った言葉そのものが俺の行動に出ていることを＿＿＿＿＿＿





そういう事か、分かった


俺は術式を強め、彼の言霊をなかったことにする
そして、自由になった体を彼の元へ走る


そのとき、

「ぉぉおおおおん！！！」




呪霊が姿をあらわした


『っ！！タイミングが悪いっ！』


背中に手を回し、漣に手をかける


だが、



「“ぶっ、っとべ！”」




他方から、そんな声が聞こえた

それと同時に呪霊がどこかへ飛ばされる


「がっは、……ゲホゲホッ」


彼が血を苦しそうに吐く



喉がつぶれて……


『ちょ、君、なんで…』



そう言うと、

「“に、げろ”」

術式を張っている俺には彼の呪言は効かない



『ごめんね、君を残しては行けないんだ、』


そう言う


「？…なん、で？」

『なんでって、当たり前でしょ、』


スラリと刀を抜く



『君を助ける、』





＿＿＿＿ガサガサガサ


「おおおぉぉぉぉんん！！」






さて、やりますか





俺は彼に向かってやんわりと微笑んだ

ちょっと失礼します！（作者より）　追記8/20→←Curse words

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