この“世”の醜さ、美しさ 続【呪術廻戦】

Task ページ18

悟が彼、乙骨くんのことを紹介しているとピリリリ、と言う音が鳴る。

悟「電話?」

『あ、ごめん俺だ。ちょっと出てくるね』

ふんわりと笑い、俺は一度教室を出る。


応答ボタンを押す。

『もしもし、Aです』

《五条A。×××の⚪︎⚪︎市にて一級呪霊が発現した。被害拡大を防ぐために今すぐに向かえ》

冷たい声色で淡々と告げられる。
……一級、か、


『はいわかりました。今すぐに向かいます』



そう答えるとブツリと電話を切られた。

上層部直々の任務……きっと何かあるな、


俺は悟達に報告するために再び教室のドアを開ける。


『悟、ごめん。任務が入った』

悟「えー、A行っちゃうの？一応聞くけど階級は？」

『一級だよ、大したことないよ。行ってくるね』

バイバイと言って教室を出ようとした時。

棘や、真希達に気をつけて、と言われ見送られた。


『さて、さっさと終わらせてこよ』




俺はぐっと伸びをして歩き出した。

空はどんよりと曇っていた。

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